【設定】

「設定」メニューは、「コネクション」「プロキシ」「SSL」「ログ」「通知」「サービス」「パスワード」の各機能によりフローサービスのさまざまな設定を管理するための画面タブで構成されています。

コネクション 以下のメニューから、フローサービスから接続するさまざまな種類のコネクションの設定や変更を行うことができます。
データベース フローサービスから接続して使う各種データベースへの接続情報の設定や変更を行います。
インターネット フローサービスから接続して使うインターネットサーバーなどへの接続情報の設定や変更を行います。
その他 フローサービスから接続して使うQueue、JNDIへの接続情報の設定や変更を行います。
プロキシ フローサービスからHTTP、HTTPSリクエストをプロキシ経由で送信する場合の設定を行います。
SSL 以下のメニューから、SSLを利用した通信を行う場合に必要な証明書の管理を行うことができます。
サーバ証明書 鍵を作成またはインポートしたり、発行した証明書を入れたり、証明書をエクスポートすることができます。
クライアント認証局 SSL通信を行うバイに使用する信頼するCA証明書を管理します。
クライアント証明書 鍵を作成またはインポートしたり、発行した証明書を入れたり、証明書をエクスポートすることができます。
サーバ認証局 SSL通信を行うバイに使用する信頼するCA証明書を管理します。
ログ 以下のメニューから、フローサービスの各種ログの設定を変更したりフローの中で出力するログ設定を作成、変更することができます。
システム フローサービスが出力する各種ログの出力レベルを変更することができます。
アプリケーション フローの実行時にフローの中で出力するように指定したアプリケーションログの設定を作成、変更することができます。。
通知 サーバーで異常が発生した場合に管理者にメールで通知するための設定を行います。
サービス 以下のメニューから、各サービスの設定を管理することができます。
フロー フローサービスの各種リスナーの通信や動作環境の詳細情報を設定します。
FTP フローサービスに内蔵されたFTPサービスの設定を変更することができます。
MC 管理コンソールのログインタイムアウトやメニューの設定を変更することができます。
パスワード 管理コンソールのログインユーザーのパスワードを変更します。

コネクション

◆コネクション設定共通

フローサービスから接続して使う各種データベースやインターネットサーバなどへの接続情報の設定や変更を行うことができます。
(フローサービスから接続して使うとは、フローの中で対象となるデータベースにアクセスすることを指します。)

■データベースとの接続

フローサービスからデータベースを使用するためにはJDBCドライバが必要です。
使用する手続きを以下に示します。

  1. 使用するデータベースのJDBCドライバを入手します。(各社ホームページからのダウンロードできるか、または製品に同梱されています)
  2. 入手したJDBCドライバのファイルを[INSTALL_DIR]/jre/lib/ext下に置きます。
  3. フローサービスを再起動します。
  4. フローサービス管理コンソールからデータベース接続設定を行い、接続テストをします。(手順は後述します。)

■接続設定画面について

接続設定の画面では、「データベース」「インターネット」「その他」のカテゴリメニューを選択し、さらに左側のメニューから設定したい種別をクリックします。

RDB接続情報

それぞれの設定画面に切り替わり、現在の接続情報リストが表示されます。
表示される接続情報は、リスト左に表示されるアイコンにより、システムコネクションシステムコネクションアイコン / ユーザコネクションユーザコネクションアイコンに分けて表示されます。

各ドメインのasuユーザや、「※ユーザ管理権限」を有するユーザは所属するドメイン配下のドメインに所属するユーザのユーザコネクションを管理することが出来ます。権限を有するユーザは、接続情報リスト上部に「ドメイン」「ユーザ」のコンボボックスが表示され、接続情報を表示したいユーザを選択することが出来ます。デフォルトではログインユーザの接続情報が表示されます。

新規に設定を作成するには、設定画面で接続情報リストの上部にある「新規」ボタンをクリックします。設定は接続するデータベースごとに複数作成することが可能です。

■接続設定を作成する

接続設定を作成するには、以下の手順を行います。

  1. 接続設定の画面の左側にあるメニューから作成したい種別をクリックします。
  2. 接続情報リストの上部にある「新規」ボタンをクリックすると、情報画面が表示されます。
  3. それぞれに必要な情報を入力します。※各接続設定名に、「(none)」を使用することは出来ません。
  4. システム全体に有効な設定を作成する場合、「システムに新規作成」ボタンをクリックします。ログインしているユーザのみに有効な設定を作成する場合、「ユーザに新規作成」ボタンをクリックします。作成しない場合、「キャンセル」ボタンをクリックします。
  5. 接続を作成すると、接続情報の画面に戻り、作成した内容がリストに追加されます。

■接続設定を変更する

接続設定を変更するには、以下の手順を行います。

  1. 接続設定の画面の左側にあるメニューから変更したい種別をクリックします。
  2. 接続情報リストで変更したい情報の右側にあるアイコン接続設定編集アイコンをクリックすると、情報画面が表示されます。
  3. 接続情報を変更します。
  4. 変更する場合、「変更」ボタンをクリックします。変更しない場合、「キャンセル」ボタンをクリックします。
  5. 「変更」ボタンをクリックすると、接続情報の画面に戻ります。

■接続設定をテストする

接続設定をテストするには、以下の手順を行います。(アイコン接続設定コピーアイコンが表示されている種別のみ接続テストを実行できます)

  1. 接続設定の画面の左側にあるメニューからテストしたい種別をクリックします。
  2. 接続情報リストで変更したい情報の右側にあるアイコン接続設定テストアイコンをクリックします。
  3. テスト結果が接続情報の下に表示されます。

■接続設定をコピーする

接続設定をコピーするには、以下の手順を行います。

  1. 接続設定の画面の左側にあるメニューからコピーしたい種別をクリックします。
  2. 接続情報リストで変更したい情報の右側にあるアイコン接続設定コピーアイコンをクリックします。
  3. 内容をコピーした接続設定が接続情報リストに表示されます。

■接続設定を削除する

接続設定を削除するには、以下の手順を行います。

  1. 接続設定の画面の左側にあるメニューから削除したい種別をクリックします。
  2. 接続情報リストで変更したい情報の右側にあるアイコン削除アイコンをクリックします。
  3. 確認メッセージが表示されるので、削除する場合は「OK」、削除をやめたい場合「キャンセル」をクリックします。
  4. 「OK」をクリックすると、接続情報リストから削除されます。

◆データベース

■RDB接続設定の情報

RDB情報

 

接続名 接続設定を識別するための名前を入力します。
データベースタイプ[databasetype] 接続するデータベースをリストボックスから選択します。データベースによっては、接続方法としてJDBCとODBCなどいくつかの方法が用意されています。環境に合わせて選択してください。
ドライバー[driver] 通常この項目は変更する必要はありません。
URL[url] データベースに接続するためのURLを入力します。
ユーザ名[username] データベースに接続するためのユーザ名を入力します。
パスワード[password] データベースに接続するためのパスワードを入力します。
使用するスキーマ[useSchemata] 参照するスキーマをカンマ区切りで指定します。ここで指定したスキーマのテーブルがテーブル一覧などで参照可能になります。
コネクションプール[pool] 接続プールを使用するかどうかを選択します。デフォルトはtrueです。
 ・true-接続プールを使用する
 ・false-接続プールを使用しない
XA対応[xa] 接続にXA(2フェーズコミット)を使用するかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
XAに対応していないデータベースに対してtrueを設定しようとするとエラーになります。
 ・true-XAを使用する
 ・false-XAを使用しない
動的に変更する DynamicConnectionコンポーネントを使って、フローの実行時にコネクション定義を変更可能にするかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
「true」を選択して変更可能にすると、DynamicConnectionコンポーネントの「コネクション」プロパティで選択できるようになります。
 ・true-変更可能にする
 ・false-変更可能にしない
◎RDB接続テスト

接続設定で設定したRDBへの接続が可能か確認し、下記の情報を表示します。

○DBMS名 RDB名称
○DBMSバージョン RDBのバージョン
○JDBCドライバ名 JDBCドライバの名称
○JDBCドライババージョン JDBCドライバのバージョン
○JDBCドライバメジャーバージョン 接続時のメタデータとして取得したバージョンと、ドライバーとして登録したクラスから取得したバージョンを「/」区切りで表示します。バージョンが取得できなかった場合は空欄になります。
○JDBCドライバマイナーバージョン 接続時のメタデータとして取得したバージョンと、ドライバーとして登録したクラスから取得したバージョンを「/」区切りで表示します。バージョンが取得できなかった場合は空欄になります。
○JDBC接続URL JDBC接続先のURL

■Notes接続設定の情報

Notes IDを使用してNotes/Dominoサーバーへ接続するには、フローサービスと同じマシン上にNotesクライアントがインストールされ、Notes/Dominoサーバーへ接続できるように設定されている必要があります。また、Notesクライアントの実行ディレクトリへのパスが環境変数「PATH」に含まれている必要があります。

接続名 接続設定を識別するための名前を入力します。
サーバ名[server] サーバにアクセスするためのアドレスを入力します。
IDファイル[idfile] IDファイルへのフルパスを入力します。
パスワード[password] IDファイルのパスワードを入力します。
動的に変更する DynamicConnectionコンポーネントを使って、フローの実行時にコネクション定義を変更可能にするかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
「true」を選択して変更可能にすると、DynamicConnectionコンポーネントの「コネクション」プロパティで選択できるようになります。
 ・true-変更可能にする
 ・false-変更可能にしない

■Tamino接続設定の情報

接続名 接続設定を識別するための名前を入力します。
URL[url] URLに接続するためのURLを入力します。デフォルトは「http://localhost/tamino/<データベース名>」です。
ユーザ名[username] データベースに接続するためのユーザ名を入力します。
パスワード[password] データベースに接続するためのパスワードを入力します。
動的に変更する DynamicConnectionコンポーネントを使って、フローの実行時にコネクション定義を変更可能にするかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
「true」を選択して変更可能にすると、DynamicConnectionコンポーネントの「コネクション」プロパティで選択できるようになります。
 ・true-変更可能にする
 ・false-変更可能にしない

■NeoCore接続設定の情報

接続名 接続設定を識別するための名前を入力します。
サーバ名[server] データベースに接続するためのサーバ名を入力します。
ポート番号[port] データベースに接続するためのポート番号を入力します。デフォルトは7700です。
ユーザ名[username] データベースに接続するためのユーザ名を入力します。
パスワード[password] データベースに接続するためのパスワードを入力します。
動的に変更する DynamicConnectionコンポーネントを使って、フローの実行時にコネクション定義を変更可能にするかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
「true」を選択して変更可能にすると、DynamicConnectionコンポーネントの「コネクション」プロパティで選択できるようになります。
 ・true-変更可能にする
 ・false-変更可能にしない

■Luxeon接続設定の情報

接続名 接続設定を識別するための名前を入力します。
サーバ名[servername] サーバ名を入力します。
ポート番号[portno] Luxceonサーバの待ち受けポート番号を入力します。デフォルトは1050です。
ユーザ名[username] データベースに接続するためのユーザ名を入力します。
パスワード[password] データベースに接続するためのパスワードを入力します。
動的に変更する DynamicConnectionコンポーネントを使って、フローの実行時にコネクション定義を変更可能にするかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
「true」を選択して変更可能にすると、DynamicConnectionコンポーネントの「コネクション」プロパティで選択できるようになります。
 ・true-変更可能にする
 ・false-変更可能にしない

◆インターネット

■HTTPサーバ接続設定の情報

接続名 接続設定を識別するための名前を入力します。
URL[url] HTTPサーバにアクセスするためのURLを「http(s)://<ホスト名>:<ポート番号>/<パス>」の形で入力します。
エンコーディング[urlencoding] URLのエンコーディング種別を選択します。
タイムアウト[timeout] 応答がない場合のタイムアウト時間(秒)を設定します。デフォルトは60です。
ユーザ名[username] 認証が必要な場合、ユーザ名を入力します。
サポートしている認証方式は以下の3つです。
  • Basic 認証
  • Digest 認証
  • WSSE 認証
パスワード[password] 認証が必要な場合、ユーザ名のパスワードを入力します。
プロキシサーバ[dontProxy] この接続設定のHTTPリクエストを送信する場合にプロキシサーバを使用するかどうかを設定します。この項目が「使用する」に選択された場合、「プロキシの設定」で設定されたプロキシ経由でアクセスします。
 ・使用する[false]-プロキシサーバを使用します
 ・使用しない[true]-プロキシサーバを使用しません
動的に変更する DynamicConnectionコンポーネントを使って、フローの実行時にコネクション定義を変更可能にするかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
「true」を選択して変更可能にすると、DynamicConnectionコンポーネントの「コネクション」プロパティで選択できるようになります。
 ・true-変更可能にする
 ・false-変更可能にしない

■FTPサーバ接続設定の情報

接続名 接続設定を識別するための名前を入力します。
ホスト名[host] FTPサーバにアクセスするためのホスト名(あるいはIPアドレスなど)を入力します。
プロトコル[protocol] FTPサーバに接続するためのプロトコルを選択します。デフォルトはFTP(通常のFTP)です。
 ・FTP[ftp]-通常のFTPプロトコルで接続する
 ・SFTP[sftp]-SFTP(SecureFTP)プロトコルで接続する
ポート番号[port] 接続するFTPサーバの待ち受けポート番号を入力します。デフォルトは21です。
SFTPプロトコルで接続する場合、ポート番号は専用の番号(21以外、通常は22)を指定する必要があります。実際に使用する番号を指定します。
パッシブモード[passivemode] FTPサーバにパッシブモードで接続するかどうかを選択します。デフォルトはtrueです。SFTPプロトコルでは使用されません。
 ・true-パッシブモードで接続する
 ・false-パッシブモードで接続しない
ファイル名エンコーディング[filenameencoding] 日本語のファイル名を利用する場合のエンコーディング種別を選択します。SFTPプロトコルでは使用されません。
ユーザ名[user] FTPサーバにアクセスするためのユーザ名を入力します。
パスワード[password] 「ユーザ名」で設定したユーザのパスワードを入力します。
タイムアウト[timeout] 応答がない場合のタイムアウト時間(秒)を設定します。デフォルトは60です。
動的に変更する DynamicConnectionコンポーネントを使って、フローの実行時にコネクション定義を変更可能にするかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
「true」を選択して変更可能にすると、DynamicConnectionコンポーネントの「コネクション」プロパティで選択できるようになります。
 ・true-変更可能にする
 ・false-変更可能にしない

■SMTP接続設定の情報

SMTP情報

 

接続名 接続設定を識別するための名前を入力します。
ホスト名[host] SMTPサーバに接続するためのホスト名(あるいはIPアドレスなど)を入力します。
SMTP over SSLを使用[protocol] 通信内容を暗号化するためにSMTP over SSLを使うかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
 ・true[smtps]-SMTP over SSLを使用して接続する
 ・false[smtp]-暗号化なしで接続する
STARTTLSを使用[sslType] SMTP over SSLで接続する場合にSTARTTLSコマンドを使うかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
 ・true[starttls]-STARTTLSコマンドを使用する
 ・false[default]-STARTTLSコマンドを使用しない
ポート番号[port] SMTPサーバの待ち受けポート番号を入力します。デフォルトは25です。
 SMTP over SSLで接続する場合、ポート番号は専用の番号(通常は465)を指定する必要があります。実際に使用する番号を指定します。
認証[auth] SMTPサーバが認証を行う場合、その認証方法を選択します。
 ・POP before SMTP-POP before SMTP認証を行う
 ・SMTP認証[SMTP]-SMTP認証を行う
 ・none-認証を行わない
タイムアウト[timeout] 応答がない場合のタイムアウト時間(秒)を入力します。デフォルトは60です。
動的に変更する DynamicConnectionコンポーネントを使って、フローの実行時にコネクション定義を変更可能にするかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
「true」を選択して変更可能にすると、DynamicConnectionコンポーネントの「コネクション」プロパティで選択できるようになります。
 ・true-変更可能にする
 ・false-変更可能にしない
◎「認証」で「POP before SMTP」を選択した場合
POP3サーバ名[pophost] POP3サーバに接続するためのホスト名などを入力します。
POP over SSLを使用[popProtocol] 通信内容を暗号化するためにPOP over SSLを使うかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
 ・true[pops]-POP over SSLを使用して接続する
 ・false[pop3]-暗号化なしで接続する
STARTTLSを使用[popSslType] POP over SSLで接続する場合にSTARTTLSコマンドを使うかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
 ・true[starttls]-STARTTLSコマンドを使用する
 ・false[default]-STARTTLSコマンドを使用しない
POP3ポート番号[popport] POP3サーバの待ち受けポート番号を入力します。デフォルトは110です。
 POP over SSLで接続する場合、ポート番号は専用の番号(通常は995)を指定する必要があります。実際に使用する番号を指定します。
ユーザ名[user] POP3サーバにアクセスするためのユーザ名を入力します。
パスワード[password] 「ユーザ名」で設定したユーザのパスワードを入力します。
APOP[apop] POP3サーバの認証にAPOPを使用するかどうかを選択します。デフォルトはtrueです。
 ・true-APOPを利用する
 ・false-APOPを利用しない
間隔(ミリ秒) POP3サーバで認証を行ってからSMTPサーバが利用可能になるまでの時間をミリ秒数で設定します。デフォルトは5です。
◎「認証」で「SMTP認証」を選択した場合
SMTPユーザ名[smtpuser] SMTPサーバにアクセスするためのユーザ名を入力します。
SMTPパスワード[smtppassword] 「SMTPユーザ名」で設定したユーザのパスワードを入力します。
認証方法[smtpauthtype] SMTPサーバでのユーザ認証の方法を選択します。 デフォルトは「プレーンテキスト」です。
 ・プレーンテキスト[plain]-認証にプレーンテキストを利用する
 ・CRAM-MD5[cram-md5]-認証にCRAM-MD5を利用する

■POP3サーバ接続設定の情報

接続名 接続設定を識別するための名前を入力します。
ホスト名[host] POP3サーバに接続するためのホスト名(あるいはIPアドレスなど)を入力します。
POP over SSLを使用[protocol] 通信内容を暗号化するためにPOP over SSLを使うかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
 ・true[pops]-POP over SSLを使用して接続する
 ・false[pop3]-暗号化なしで接続する
STARTTLSを使用[sslType] POP over SSLで接続する場合にSTARTTLSコマンドを使うかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
 ・true[starttls]-STARTTLSコマンドを使用する
 ・false[default]-STARTTLSコマンドを使用しない
ポート番号[port] POP3サーバの待ち受けポート番号を入力します。デフォルトは110です。
 POP over SSLで接続する場合、ポート番号は専用の番号(通常は995)を指定する必要があります。実際に使用する番号を指定します。
ユーザ名[user] POP3サーバにアクセスするためのユーザ名を入力します。
パスワード[password] 「ユーザ名」で設定したユーザのパスワードを入力します。
認証[auth] 認証方法を選択します。 デフォルトは「プレーンテキスト」です。
 ・プレーンテキスト[none]-認証にプレーンテキストを利用する
 ・APOP-認証にAPOPを利用する
タイムアウト[timeout] 応答がない場合のタイムアウト時間(秒)を入力します。デフォルトは60です。
動的に変更する DynamicConnectionコンポーネントを使って、フローの実行時にコネクション定義を変更可能にするかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
「true」を選択して変更可能にすると、DynamicConnectionコンポーネントの「コネクション」プロパティで選択できるようになります。
 ・true-変更可能にする
 ・false-変更可能にしない

■IMAP4サーバ接続設定の情報

接続名 接続設定を識別するための名前を入力します。
ホスト名[host] IMAP4サーバにアクセスするためのホスト名(あるいはIPアドレスなど)を入力します。
IMAP over SSLを使用[protocol] 通信内容を暗号化するためにIMAP over SSLを使うかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
 ・true[imaps]-POP over SSLを使用して接続する
 ・false[imap4]-暗号化なしで接続する
STARTTLSを使用[sslType] IMAP over SSLで接続する場合にSTARTTLSコマンドを使うかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
 ・true[starttls]-STARTTLSコマンドを使用する
 ・false[default]-STARTTLSコマンドを使用しない
ポート番号[port] 接続するIMAP4サーバの待ち受けポート番号を入力します。デフォルトは143です。
 IMAP over SSLで接続する場合、ポート番号は専用の番号(通常は993)を指定する必要があります。実際に使用する番号を指定します。
認証[auth] IMAP4サーバでのユーザ認証の方法を選択します。 デフォルトは「プレーンテキスト」です。
 ・プレーンテキスト[none]-認証にプレーンテキストを利用する
 ・CRAM-MD5-認証にCRAM-MD5を利用する
ユーザ名[user] IMAP4サーバにアクセスするためのユーザ名を入力します。
パスワード[password] 「ユーザ名」で設定したユーザのパスワードを入力します。
メールボックス[mailbox] メッセージを読み出すメールボックスを設定します。デフォルトは「INBOX」です。
タイムアウト[timeout] 応答がない場合のタイムアウト時間(秒)を設定します。デフォルトは60です。
動的に変更する DynamicConnectionコンポーネントを使って、フローの実行時にコネクション定義を変更可能にするかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
「true」を選択して変更可能にすると、DynamicConnectionコンポーネントの「コネクション」プロパティで選択できるようになります。
 ・true-変更可能にする
 ・false-変更可能にしない

◆その他

■Queue接続設定の情報

※あらかじめJNDI接続設定をしておく必要があります。

接続名 接続設定を識別するための名前を入力します。
JNDI接続名[jndi] JNDI接続設定をリストボックスから選択します。
Queue Connection Factory[queueConnectionFactory] キュー接続ファクトリの名前を入力します。
ユーザ名[username] Queueサーバにアクセスすためのユーザ名を入力します。
パスワード[password] 「ユーザ名」で設定したユーザのパスワードを入力します。
動的に変更する DynamicConnectionコンポーネントを使って、フローの実行時にコネクション定義を変更可能にするかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
「true」を選択して変更可能にすると、DynamicConnectionコンポーネントの「コネクション」プロパティで選択できるようになります。
 ・true-変更可能にする
 ・false-変更可能にしない

■JNDI接続設定の情報

接続名 接続設定を識別するための名前を入力します。
Provider URL[java.naming.provider.url] 接続先のURLを入力します。
Initial Factory[java.naming.factory.initial] 初期コンテキスト値を入力します。
パラメータ「名称=値」[Param] ほかに指定したいオプションがある場合、オプションの「名前」とその「値」を入力します。
コネクションプール[pool] 接続プールを使用するかどうかを選択します。デフォルトはtrueです。
 ・true-接続プールを使用する
 ・false-接続プールを使用しない
動的に変更する DynamicConnectionコンポーネントを使って、フローの実行時にコネクション定義を変更可能にするかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
「true」を選択して変更可能にすると、DynamicConnectionコンポーネントの「コネクション」プロパティで選択できるようになります。
 ・true-変更可能にする
 ・false-変更可能にしない

■汎用接続設定の情報

※汎用接続設定はSDKで作成するカスタムコンポーネント用に用意されているもので通常は使用することはありません。

接続名 接続設定を識別するための名前を入力します。
パラメータ「名称=値」[Param] ほかに指定したいオプションがある場合、オプションの「名前」とその「値」を入力します。
非表示パラメータ「名称=値」[MaskedParam] パラメータと同じく名前と値のセットの入力項目ですが、値がマスクされます。
(パスワードなどを指定する場合に使用します。)
コネクションプール[pool] 接続プールを使用するかどうかを選択します。デフォルトはtrueです。
 ・true-接続プールを使用する
 ・false-接続プールを使用しない
動的に変更する DynamicConnectionコンポーネントを使って、フローの実行時にコネクション定義を変更可能にするかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
「true」を選択して変更可能にすると、DynamicConnectionコンポーネントの「コネクション」プロパティで選択できるようになります。
 ・true-変更可能にする
 ・false-変更可能にしない

プロキシ

フローサービスからのHTTP・HTTPSリクエストをプロキシ経由で送信する場合の設定を行うことができます。

■プロキシサーバの設定

インターネットサーバ接続設定のインターネットサーバ種別「HTTP」の接続情報に「プロキシサーバを使用する」をチェックした場合にプロキシサーバを経由してHTTP・HTTPSリクエストを送信することができます。

■プロキシの設定をする

以下のそれぞれの欄に情報を入力し、画面下部の「更新」ボタンをクリックすると、設定が反映されます。

プロキシの設定
◎「プロキシサーバー」

使用するプロキシサーバの情報を設定します。
「HTTP」と「HTTPS」のそれぞれについて以下の情報を入力します。
両方で同じプロキシを利用する場合は「HTTP」だけアドレスとポート番号を指定し、「すべてのプロトコルに同じプロキシサーバを使用する」欄をチェックします。

アドレス プロキシサーバのアドレス
ポート ポート番号
◎「接続情報」

プロキシサーバ側でユーザ認証を行っている場合、「HTTP」と「HTTPS」のそれぞれについて以下の情報を入力します。

レルム(realm) 認証のレルムを入力します。
ユーザ名 認証に必要なユーザ名を入力します。
パスワード 「ユーザ名」で設定したユーザのパスワードを入力します。

SSL

SSLを利用した通信を行う場合に必要な証明書の管理を行うことができます。

■SSL通信について

SSL通信とはHTTP over SSLまたはHTTPSと呼ばれるプロトコルで、https://ではじまる URLによってエンドポイントを指定します。
フローサービスと対向サーバでHTTPSを利用して、公開鍵暗号や秘密鍵暗号、デジタル証明書を利用した公開鍵基盤(PKI)に準拠したセキュアな通信を行うことができます。

■SSL画面について

SSL画面では、サーバー認証とクライアント認証のそれぞれにおいて、鍵や証明書の管理、通信相手の証明書の管理を行うことができます。

Public Key Infrastructure 画面

■サーバ証明書、クライアント証明書画面

画面に示された手順で鍵を作成またはインポートしたり、発行された証明書を入れたり、また証明書をエクスポートすることができます。

■サーバ証明書、クライアント証明書の使い方

フローサービスがサーバとしてSSL通信を行うときに使用するサーバー証明書を操作する場合は「サーバー認証書」、フローサービスがクライアントとしてSSL通信を行う場合に使用するクライアント証明書を操作する場合「クライアント認証書」を選択します。

◎証明書の作成

自己署名証明書を作成します。

  1. 「証明書の作成」ボタンをクリックし「証明書の作成」画面を表示します。
  2. 以下の情報を入力します。

    国コード(C) 2文字の国コードを入力します。
    都道府県名(ST) 州名、国内であれば都道府県名等を入力します。
    地域(都市)名(L) 地域名、国内であれば市区町村名等を入力します。
    組織名称(O) 会社名等を入力します。「必須項目」
    部署名(OU) 部署名を入力します。
    名前(CN) 一般名または氏名を入力します。「必須項目」
    格納エイリアス名 管理用のエイリアス名を入力します。
    格納用パスワード KeyStoreファイルのパスワードになります。
    格納用秘密鍵パスワード 入力されたパスワードで秘密鍵を保護します。

  3. 詳細設定を行う場合は「詳細設定」チェックボックスにチェックを入れます。

    鍵のサイズ 作成する秘密鍵・公開鍵のサイズを選択します。
    鍵のアルゴリズム 作成する秘密鍵・公開鍵のアルゴリズムを選択します。
    有効期限 作成する自己署名証明書の有効期限を選択します。
    証明書署名アルゴリズム 証明書に署名する際に使用するアルゴリズムを選択します。

  4. 作成する場合は「作成」ボタン、作成しない場合は「戻る」ボタンをクリックします。
◎証明書のインポート

証明書のインポートを行います。

  1. 「証明書のインポート」ボタンをクリックしし「証明書のインポート」画面を表示します。
  2. 以下の情報を入力します。

    インポートするファイル インポートする証明書のパスを入力します。「参照」ボタンをクリックすると「ファイルの選択」ダイアログが表示されるので、証明書を選択してください。対応ファイル形式は、PKCS#12、JavaKeyStoreになります。
    ファイルのパスワード インポートするファイルのパスワードを入力します。
    ファイルの秘密鍵パスワード インポートするファイルに格納された秘密鍵のパスワードを入力します。
    格納エイリアス名 管理用にエイリアス名を付けます。エイリアス名を指定して鍵を使用することになります。
    格納用パスワード KeyStoreファイルのパスワードになります。
    格納用秘密パスワード 入力されたパスワードで秘密鍵を保護します。
  3. インポートを実行する場合は「実行」ボタン、インポートしない場合は「戻る」ボタンをクリックします。
◎証明書の削除

証明書の削除を行います。

  1. エイリアス一覧より、削除したい証明書のエイリアス名を選択します。
  2. 「証明書の削除」ボタンをクリックします。
  3. 格納用パスワードの入力欄が表示されるので、格納用パスワードを入力し「実行」ボタンをクリックします。
  4. 確認ダイアログが表示されるので、削除する場合は「OK」、削除しない場合は「キャンセル」をクリックします。
◎詳細表示

証明書の詳細情報を表示します。

  1. エイリアス一覧より、詳細情報を表示したい証明書のエイリアス名を選択します。
  2. 「詳細表示」ボタンをクリックします。
  3. 格納用パスワードの入力欄が表示されるので、格納用パスワードを入力し「実行」ボタンをクリックします。
  4. 選択したエイリアスの「証明書情報」の画面が表示されます。


  5. 発行者・発行先 証明書の発行者、発行先のDN情報を表示します。
    C country:国名を表す属性
    L localityName:都市を表す属性
    ST stateOrProvinceName:州・都道府県名を表す属性
    O OrganizationName:組織名、会社名を表す属性
    OU OrganizationalUnitName:部署名を表す属性
    CN commonName:一般名または氏名を表す属性
    有効期限 証明書の有効期限を表示します。
    Start 証明書が有効になる日時
    End 証明書が無効になる日時
    その他 その他の証明書の情報を表示します。
    バージョン 証明書フォーマットのバージョン番号
    証明書署名アルゴリズム 証明書を発行した際に使用した署名アルゴリズム名
    公開鍵の用途 Key Usageの情報を表示します。
    ・digitalSignature デジタル署名の検証に使用できる
    ・nonRepudiation 否認防止用のデジタル署名の検証に使用できる
    ・keyEncipherment 鍵の暗号化に使用できる
    ・dataEncipherment データの暗号化に使用できる
    ・keyAgreement 鍵交換に使用できる
    ・keyCertSign 公開鍵証明書の署名の検証に使用できる
    ・cRLSign CRLの署名の検証に使用できる
    ・encipherOnly 鍵交換に使用できる場合、交換した鍵でデータを暗号化できる
    ・decipherOnly 鍵交換に使用できる場合、交換した鍵でデータを復号化できる
    拇印 SHA1 SHA1による拇印
    拇印 MD5 MD5による拇印
    シリアル番号 証明書のシリアル番号
    証明書連鎖情報 証明書の連鎖をDN情報で表示します。
◎CSRのダウンロード

ベリサインなどの認証局で正式な証明書の発行を受けるために必要なCSRをダウンロードします。

  1. エイリアス一覧より、CSRをダウンロードしたい証明書のエイリアス名を選択します。
  2. 「CSRのダウンロード」ボタンをクリックします。
  3. 格納用パスワード、秘密鍵用パスワードの入力欄が表示されるので、格納用パスワード、秘密鍵用パスワードをそれぞれ入力し「実行」ボタンをクリックします。
  4. 「CSRのダウンロード」画面が表示され、CSRがZIP形式で圧縮された形でダウンロード可能になりますので、クリックしてダウンロードします。
◎証明書のエクスポート

対向サーバとの通信に必要なフローサービスの証明書を出力します。

  1. エイリアス一覧より、証明書をエクスポートしたい証明書のエイリアス名を選択します。
  2. 「証明書のエクスポート」ボタンをクリックします。
  3. 格納用パスワードの入力欄が表示されるので、格納用パスワードを入力します。
  4. ファイルの出力形式を「X.509」か「pkcs#7」のいずれか、内部データ形式を「PEM」と「DER」形式のいずれかを選択し、「実行」ボタンをクリックします。
  5. 「証明書のエクスポート」画面が表示され、証明書がZIP形式で圧縮された形でダウンロード可能になりますので、クリックしてダウンロードします。
◎証明書の格納

認証局に発行された証明書を格納します。

  1. エイリアス一覧より、証明書を格納したい証明書のエイリアス名を選択します。
  2. 「証明書を入れる」ボタンをクリックします。
  3. 確認ダイアログが表示されるので、処理を継続する場合は「OK」、中止する場合は「キャンセル」をクリックします。
  4. 認証局に発行された証明書ファイルを選択します。
  5. 証明書ファイルにルート認証局への証明書連鎖が含まれていない場合、認証局の証明書、中間認証局の証明書が含まれているファイルも指定します。
  6. 格納用パスワード、格納用秘密鍵パスワードを入力します。
  7. 処理を実行する場合は「実行」、中止する場合は「戻る」ボタンをクリックします。

■クライアント認証局、サーバ認証局画面

SSL通信を行う場合に使用する信頼するCA証明書を管理します。

■クライアント認証局、サーバ認証局の使い方

フローサービスがサーバとしてSSL通信を行う場合にクライアント認証で信頼するCA証明書を管理する場合は「クライアント認証局」、フローサービスがクライアントとしてSSL通信を行う場合にサーバー認証で信頼するCA証明書を管理する場合「サーバ認証局」を選択します。

◎CA証明書の新規追加

CA証明書を新規に追加します。

  1. 「新規」ボタンをクリックし「CA証明書のインポート」画面を表示します。
  2. 新規に追加するCA認証局証明書ファイルを選択します。
  3. 処理を実行する場合は「実行」、中止する場合は「戻る」ボタンをクリックします。


  4. 追加されたCA証明書はリスト表示されます。
    発行者 証明書を発行した認証局のDN情報を表示します。
    発行先 証明書の使用者のDN情報を表示します。
    有効期限 証明書の有効期限を表示します。
◎CA証明書の詳細表示

CA証明書の詳細情報を表示します。

  1. 詳細情報を表示したいCA証明書の「詳細」ボタンをクリックします。
◎CA証明書の削除

CA証明書の削除を行います。

  1. 削除したいCA証明書の「削除」ボタンをクリックします。
  2. 確認ダイアログが表示されるので、削除する場合は「OK」、削除しない場合は「キャンセル」をクリックします。

ログ

◆システム

フローサービスが出力する各種ログの設定を変更することができます。

■ログファイル設定

フローサービスが出力する各種ログの出力レベルを指定することができます。

◎各種ログの出力レベルを指定する

各種ログの出力レベルを指定するには、以下の手順を行います。

  1. 「サービス名」リストボックスからサービス名(サービス全体/FlowService)を選択します。
  2. 「出力レベル」リストボックスから出力レベル(致命的エラー/エラー/警告/情報/デバッグ)を選択します。
  3. 「レベル変更」ボタンを押下します。
  4. 出力レベルを変更した場合、フローサービス全体を再起動します。

◆アプリケーション

フローサービスが出力するフローの実行ログ、および、フローの各コンポーネントで設定したアプリケーションログを、フローサービスのログとは別のファイルに出力することができます。ある特定のログのみを別のファイルに出力することによって、ログの解析や障害の検出に役立てることができるようになります。また、出力されたログは「状態 >> ログ >> アプリケーション」画面で表示することができます。
この画面ではそのためのログ設定を行います。

■ログ設定を登録する

最初に設定されているログ設定の一覧画面が表示されます。

アプリケーションログ一覧画面

ログ設定名 ログ設定の名称が表示されます。
切り替え種別 ログファイルの切り替え種別が表示されます。
ファイル名 出力先のファイル名が表示されます。
変更アイコン アイコンをクリックするとログ設定を変更することができます。
削除アイコン アイコンをクリックするとログ設定を削除することができます。

新しくログ設定を作成するには、一覧画面の下部にある「新規」ボタンをクリックします。
すると、以下のような登録画面が表示されます。

アプリケーションログ登録画面

以下の項目を入力した後に、画面下部にある「追加」ボタンをクリックしてください。

ログ設定名 ログ設定の名称を入力します。ログ設定名としては、先頭の文字は英字、それ以降の文字は英数字しか使用できません。
切り替え種別 ログファイルの切り替え方法を下記の2種類から選択します。
  • 日付切り替え-日付が変わるとファイル名が変更されてログファイルが切り替わります。切り替えられたログファイルには「ファイル名.yyyy-mm-dd」という形式で年月日が付加されます。
  • サイズ切り替え-指定されたファイルサイズに達するとログファイルが切り替わります。切り替えられたログファイルには「ファイル名.#」(#は数字)という形式で世代番号が付加されます。世代番号が小さいファイルほど新しいログファイルとなります。
上記の2種類の方式にはそれぞれ長所と短所があります。日付切り替えの場合は、特定の日付のログファイルというのが分かりやすい反面、ログファイルを削除しなければ無限にファイルが増えていきます(ログファイルの削除には「ツール >> メンテナンス >> ログ」画面のスケジュールを使用することができます)。それに対して、サイズ切り替えの場合は、ファイルサイズと世代数を指定することができますのでログファイルの削除といったメンテナンスに気を使う必要がありませんが、ログファイルを表示してみなければログの出力された日時が分かりませんので、特定の日付のログを見つけ出すことが難しくなります。
ファイルサイズ(MB) ログファイルを切り替えるファイルサイズを指定します。ログファイルが指定したファイルサイズに達するとログファイルが切り替えられます。
切り替え種別がサイズ切り替えの場合にのみ表示されます。
世代数 ログファイルの保存世代数を指定します。例えば5世代と指定した場合は、現在出力中のログの他に5ファイルまで保存されることになります。すなわち、「ファイル名.1」~「ファイル名.5」までログファイルが保存されることになります。
切り替え種別がサイズ切り替えの場合にのみ表示されます。
ログレベル フローの各コンポーネントでログ設定する場合の出力ログレベルを指定します。ここで指定されたログレベル以上のログしかログ出力されません。ただし、サブカテゴリが設定されていた場合はそちらの設定が優先されます。
サブカテゴリ コンポーネント単位でログを出力する場合には、サブカテゴリを設定することができます。
サブカテゴリを設定するとログを分類したり、出力ログレベルを細かく設定することができます。例えば、デバッグ用のサブカテゴリを作成して、コンポーネントのログ設定ではデバッグレベルでログを出力するように設定し、ここでのログレベルを情報レベルに設定しておけば、運用時にはログ出力されません。しかし、何らかの状況によりデバッグログを出力しなければならなくなった場合には、ここでのログレベルをデバッグレベルに設定すれば、コンポーネントに設定したデバッグログがログ出力されるようになります。

サブカテゴリを設定するためには、カテゴリ名を入力しログレベルを選択した後に「追加」ボタンをクリックして一覧に表示されるように登録してください。
サブカテゴリを削除するには、一覧から削除するサブカテゴリを選択し「削除」ボタンをクリックして下さい。
登録済みのサブカテゴリのログレベルを変更する場合には、一覧で変更するサブカテゴリを選択し、ログレベルを変更後に「更新」ボタンをクリックして下さい。
一覧に表示されているサブカテゴリのみがログ設定として登録されますので、登録忘れのないように注意してください。また、サブカテゴリの変更後には必ず画面下部にある「追加」または「更新」ボタンをクリックして下さい。

■ログ設定を使用する

ログ設定を使用するためには、フローデザイナーでログ出力の設定を行います。

◎プロジェクト単位でログ設定を使用する

フローデザイナーでログ出力を設定するプロジェクトをプロジェクトウィンドウで選択します。インスペクタのプロパティにある「アプリケーションログ設定」の「ログ設定名」として使用したいログ設定名を選択します。「ログレベル」として出力ログレベルを選択します。「システムログに出力」としてシステムログにも同時にログを出力するかを指定します。

◎フロー単位でログ設定を使用する

フローデザイナーでログ出力を設定するフローをプロジェクトウィンドウで選択します。インスペクタのプロパティにある「アプリケーションログ設定」の「ログ設定名」として使用したいログ設定名を選択します。「ログレベル」として出力ログレベルを選択します。「システムログに出力」としてシステムログにも同時にログを出力するかを指定します。

◎コンポーネント単位でログ設定を使用する

フローデザイナーでログ出力を設定するコンポーネントをメインウィンドウで選択し、右クリックするとコンテキストメニューが表示されますので、その中から「ログ設定」を選択します。「ログ設定」を選択すると表示されるログ設定ダイアログの「ログ設定名」として使用したいログ設定名を選択します。「出力ON・OFF」でログ出力するかどうかを選択します。「サブカテゴリ」でサブカテゴリ名を入力し、「ログレベル」で出力ログレベルを選択します。「出力メッセージ」で出力したいログの内容を入力します。

◎プロジェクト・フロー・コンポーネントで使用されるログ設定について

  1. プロジェクト単位でログ設定を指定している場合は、プロジェクトに含まれる全てのフローの実行ログがプロジェクトのログ設定を使用して出力されます。
  2. フロー単位でログ設定を指定している場合は、そのフローの実行ログがフローのログ設定を使用して出力されます。
  3. コンポーネント単位でログ設定を指定している場合は、そのコンポーネントの「ログ設定」の「出力メッセージ」で指定された内容が、コンポーネントのログ設定を使用して出力されます。
※プロジェクトとフローで別のログ設定を指定している場合には、フローの実行ログがプロジェクトとフローそれぞれのログ設定を使用して同時に出力されます。
※コンポーネントのログ設定は、フローの実行ログとは関連がありませんので、プロジェクトやフローのログ設定とは無関係にコンポーネントのログ設定のみを使用してログ出力されます。

通知

サーバーで異常が発生した場合に管理者にメールで通知するための設定を行うことができます。

■異常時メール通知先設定

サーバーで異常が発生した場合に対処するための設定を行います。

異常時メール通知先設定

■異常時メール通知先の設定をする

サーバーに異常が発生した際、それを知らせるメールを送信するための設定を行います。インストール時に設定した場合、その内容が表示されます。 以下のそれぞれの欄に情報を入力し、画面下部の「更新」ボタンをクリックすると、設定が保存されます。

メールサーバ名 メール送信に利用するSMTPサーバのアドレスを入力します。
SMTP over SSLを使用 通信内容を暗号化するためにSMTP over SSLを使うかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
 ・true-SMTP over SSLを使用して接続する
 ・false-暗号化なしで接続する
STARTTLSを使用 SMTP over SSLで接続する場合にSTARTTLSコマンドを使うかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
 ・true-STARTTLSコマンドを使用する
 ・false-STARTTLSコマンドを使用しない
ポート 送信に利用するSMTPサーバの待ち受けポート番号を入力します。デフォルトは25です。
 SMTP over SSLで接続する場合、ポート番号は専用の番号(通常は465)を指定する必要があります。実際に使用する番号を指定します。
通知用Fromメールアドレス 送信するメールアドレスの送信元(From)欄に入れるメールアドレスを設定します。
通知先アドレス 異常が発生したことを知らせるメールの送信先メールアドレスを指定します。
通知先アドレスはカンマ区切りで複数指定できます。
件名 送信するメールの件名(Subject)を設定します。
ここで設定した件名+通知内容固有の件名がメールの件名になります。 デフォルトは「!!!Flow Service Notification !!!」です。
Encoding 送信するメールのエンコーディングを入力します。設定されてない場合は、日本語OSのデフォルトは「iso-2022-jp」、英語OSのデフォルトは「us-ascii」となります。
タイムアウト 応答がない場合のタイムアウト時間(秒)を入力します。デフォルトは60です。
認証 SMTPサーバが認証を行う場合、その認証方法を選択します。
 ・POP before SMTP-POP before SMTP認証を行う
 ・SMTP認証-SMTP認証を行う
 ・none-認証を行わない
◎「認証」で「POP before SMTP」を選択した場合
POP3サーバ名 POP3サーバに接続するためのホスト名などを入力します。
POP over SSLを使用 通信内容を暗号化するためにPOP over SSLを使うかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
 ・true-POP over SSLを使用して接続する
 ・false-暗号化なしで接続する
STARTTLSを使用 POP over SSLで接続する場合にSTARTTLSコマンドを使うかどうかを選択します。デフォルトはfalseです。
 ・true-STARTTLSコマンドを使用する
 ・false-STARTTLSコマンドを使用しない
POP3ポート番号 POP3サーバの待ち受けポート番号を入力します。デフォルトは110です。
 POP over SSLで接続する場合、ポート番号は専用の番号(通常は995)を指定する必要があります。実際に使用する番号を指定します。
ユーザ名 POP3サーバにアクセスするためのユーザ名を入力します。
パスワード 「ユーザ名」で設定したユーザのパスワードを入力します。
APOP POP3サーバの認証にAPOPを使用するかどうかを選択します。デフォルトはtrueです。
 ・true-APOPを利用する
 ・false-APOPを利用しない
間隔(ミリ秒) POP3サーバで認証を行ってからSMTPサーバが利用可能になるまでの時間をミリ秒数で設定します。デフォルトは5です。
◎「認証」で「SMTP認証」を選択した場合
ユーザ名 SMTPサーバにアクセスするためのユーザ名を入力します。
パスワード 「ユーザ名」で設定したユーザのパスワードを入力します。
認証方式 SMTPサーバでのユーザ認証の方法を選択します。 デフォルトは「プレーンテキスト」です。
 ・プレーンテキスト-認証にプレーンテキストを利用する
 ・CRAM-MD5-認証にCRAM-MD5を利用する

■異常時メール通知のテストを行う

「テスト」ボタンをクリックすると、現在設定されている内容でメール送信のテストを行います。 メール送信のテストに失敗した場合は、画面上部にエラー内容が表示されます。

■異常時メールの通知タイミング

フローサービスでは以下の現象が発生した場合にメールのテンプレートを使ってメールが送信されます。
現象とその時のメールの件名、テンプレートは以下の通りです。
(メールテンプレートはINSTALL_DIR/flow/msgにあり、このファイルを編集することで通知内容をカスタマイズすることも可能です。)

現象 件名 使用するメールテンプレートファイル
サーバーで監視している各サービスが異常終了したため自動再起動した場合 自動再起動 code2_ja_JP.template
サーバーで監視している各サービスが異常終了したため自動再起動しようとしたが再起動に失敗した場合 自動再起動失敗 code3_ja_JP.template
監視プロセス自体が異常終了した場合 Monitor異常終了 code5_ja_JP.template
フローのトランザクションでリカバリーが必要なエラーが発生した場合 トランザクションエラー code101_ja_JP.template
リトライによりトランザクションのリカバリーに成功した場合 リカバリー成功 code102_ja_JP.template
既定の回数リトライを行ってもリカバリーに成功しなかった場合 リカバリー失敗 code103_ja_JP.template
FlowService再起動時にリカバリー処理を行った場合 起動時リカバリー code104_ja_JP.template

※メールテンプレートファイル「code1_ja_JP.template」「code4_ja_JP.template」は使用されていません。

パスワード

パスワード設定画面

フローサービス管理コンソールのログインユーザのパスワードを変更することができます。以下のそれぞれの欄に情報を入力し、画面下部の「更新」ボタンをクリックしてください。

現在のパスワード 現在のパスワードを入力します。
新しいパスワード 新しく設定するパスワードを入力します。
新しいパスワード(確認用) 確認のため新しく設定するパスワードを再度入力します。