【設定】

「設定」メニューは、「コネクション」「プロキシ」「SSL」「ログ」「通知」「サービス」「パスワード」の各機能によりフローサービスのさまざまな設定を管理するための画面タブで構成されています。

コネクション 以下のメニューから、フローサービスから接続するさまざまな種類のコネクションの設定や変更を行うことができます。
データベース フローサービスから接続して使う各種データベースへの接続情報の設定や変更を行います。
インターネット フローサービスから接続して使うインターネットサーバーなどへの接続情報の設定や変更を行います。
その他 フローサービスから接続して使うQueue、JNDIへの接続情報の設定や変更を行います。
プロキシ フローサービスからHTTP、HTTPSリクエストをプロキシ経由で送信する場合の設定を行います。
SSL 以下のメニューから、SSLを利用した通信を行う場合に必要な証明書の管理を行うことができます。
サーバ証明書 鍵を作成またはインポートしたり、発行した証明書を入れたり、証明書をエクスポートすることができます。
クライアント認証局 SSL通信を行うバイに使用する信頼するCA証明書を管理します。
クライアント証明書 鍵を作成またはインポートしたり、発行した証明書を入れたり、証明書をエクスポートすることができます。
サーバ認証局 SSL通信を行うバイに使用する信頼するCA証明書を管理します。
ログ 以下のメニューから、フローサービスの各種ログの設定を変更したりフローの中で出力するログ設定を作成、変更することができます。
システム フローサービスが出力する各種ログの出力レベルを変更することができます。
アプリケーション フローの実行時にフローの中で出力するように指定したアプリケーションログの設定を作成、変更することができます。。
通知 サーバーで異常が発生した場合に管理者にメールで通知するための設定を行います。
サービス 以下のメニューから、各サービスの設定を管理することができます。
フロー フローサービスの各種リスナーの通信や動作環境の詳細情報を設定します。
FTP フローサービスに内蔵されたFTPサービスの設定を変更することができます。
MC 管理コンソールのログインタイムアウトやメニューの設定を変更することができます。
パスワード 管理コンソールのログインユーザーサーバーで異常が発生した場合に管理者にメールで通知するための設定を行います。

サービス

◆フロー

「FlowService」の各種設定を行うことができます。

「FlowService」の設定を更新した場合には、設定を有効にするために「FlowService」の再起動が必要です。

■通信設定

HTTPリスナー HTTPリスナーを有効にするか無効にするかを設定します。
SSL通信しか行わない等、HTTP通信を行いたくない場合には無効に設定してください。デフォルトは「有効」です。
HTTPリスナーポート番号 HTTP通信で使用するポート番号を設定します。
デフォルトは21380です。
HTTPSリスナー HTTPSリスナーを有効にするか無効にするかを設定します。
フローサービス管理コンソールでサーバ証明書を登録した後に、「有効」に設定することによりHTTPSによる通信を受け付けることができるようになります。デフォルトは「無効」です。
HTTPSリスナーポート番号 SSL通信(HTTPS通信)で使用するポート番号を設定します。
デフォルトは21443です。
AJP13リスナー AJP13リスナーを有効にするか無効にするかを設定します。
デフォルトは「無効」です。
AJP13リスナーポート番号 AJP13通信で使用するポート番号を設定します。
デフォルトは21389です。
フローデザイナーリスナー フローデザイナーリスナーでは有効無効の設定、ポートの変更は行えずソケットオプションのみ設定できます。
ソケットオプションを設定しない Socketオプションを設定するかどうかを設定します。
接続を許可/拒否するホスト FlowServiceへ接続できるホストの許可/拒否のフィルタ機能を有効にするか無効にするかを設定します。ここを「有効」に設定すると、「許可するホストのリスト」に含まれていて「拒否するホストのリスト」に含まれていないホストのみがFlowServiceに接続できます。
デフォルトは「無効」です。
許可するホストのリスト FlowServiceに接続を許可するホストをIPアドレスで設定します。
IPアドレスには*によるワイルドカード指定もできます。IPアドレスを追加するには右側のフィールドにIPアドレスを入力後に「追加」ボタンを押してください。接続を許可するホストのリストからIPアドレスを削除するには、一覧から削除したいIPアドレスを選択後に「削除」ボタンを押してください。
接続を許可/拒否するホストが「有効」になっている場合にのみ、ここでの設定は有効になります。
拒否するホストのリスト FlowServiceへの接続を拒否するホストをIPアドレスで設定します。
IPアドレスには*によるワイルドカード指定もできます。IPアドレスを追加するには右側のフィールドにIPアドレスを入力後に「追加」ボタンを押してください。接続を拒否するホストのリストからIPアドレスを削除するには、一覧から削除したいIPアドレスを選択後に「削除」ボタンを押してください。
接続を許可/拒否するホストが「有効」になっている場合にのみ、ここでの設定は有効になります。

■起動設定

初期メモリサイズ(MB) FlowServiceが使用するメモリサイズの初期値をMB(メガバイト)単位で設定します。FlowServiceは最初にここで設定した値のメモリを確保し、必要に応じて使用する物理メモリ領域を拡張していきます。「最大メモリサイズ」を越えない値を設定してください。値を設定しなかった場合は 2MBとなります。
最大メモリサイズ(MB) FlowServiceで使用するヒープメモリサイズの上限を MB(メガバイト)単位で設定します。FlowServiceは必要に応じて使用する物理メモリ領域を拡張していきます。その際の上限値がここで設定した値になります。ただし、ここで指定したヒープエリアの他にもFlowService(Javaプロセス)はスタックエリアなども必要としますので、実際の設定値は最大でも物理メモリの50%程度を目安に指定することを推奨します。32ビット版の場合、この値のおよその上限は、Solaris10(SPARC)プラットフォームでは4000未満、x86プラットフォームでは2000未満です。特にWindowsの場合1400~1500を超えて指定するとFlowServiceが起動できない場合があります。(限界値はWindowsのバージョンや本製品のバージョンによって異なります。) 64ビット版の場合、プラットフォームによる上限は十分に大きいので事実上問題になりません。物理メモリとの関係のみとなります。詳細は各プラットフォームのベンダーおよびJava VMの仕様に依存します。
値を設定しなかった場合は64MBとなります。
その他のオプション FlowServiceの起動オプションを設定します。
Javaプログラムの起動オプションを指定することができます。ただし、誤った設定を行うとFlowServiceが起動できなくなる場合がありますので、この設定は十分注意して行ってください。-Xmsは「初期メモリサイズ」で-Xmxは「最大メモリサイズ」で設定しますのでここには入力しないでください。

■フローエンジン設定

スレッドプールサイズ フローエンジンで常時実行待機状態となる実行スレッドの最小数を設定します。
この値を大きくすることにより応答速度が速くなる可能性があります。デフォルトは8です。
スレッド最大サイズ フローエンジンで実行することができる実行スレッドの最大数を設定します。
実行スレッドの数が足りなくなるエラーが発生する場合には、この値を大きくしてください。ただし、CPUやOSの限界を超えて大きくすると逆に性能低下を起こす可能性があります。デフォルトは32です。「スレッドプールサイズ」以上で「リクエストキューサイズ」よりも小さい値を設定してください。
リクエストキューサイズ フローエンジンのリクエストキューのサイズを設定します。
新しくフローエンジンへ実行要求があると、その実行要求は一旦リクエストキューに入れられます。実行スレッドに空きがある場合は、リクエストキューの先頭にある実行要求が実行スレッドに振り分けられて実行されます。現在実行されているスレッドの数が「スレッド最大サイズ」になっている場合には、実行スレッドの数が「スレッド最大サイズ」以下になるまで待機します。このように実行待ち状態の実行要求を保管するキューがリクエストキューで、ここではそのリクエストキューに溜めることのできる実行要求の数を設定します。リクエストキューサイズを越える実行要求があった場合、その実行要求は破棄されます。 デフォルトは64です。「スレッド最大サイズ」より大きな値を設定してください。この値に0を設定するとリクエストキューサイズは無制限となります。 FlowServiceに割当てたメモリサイズに応じて設定を行ってください。
リクエストキュー警告サイズ フローエンジンのリクエストキューの警告サイズを設定します。
フローエンジンのリクエストキューに溜まっているリクエストの数がこの値を超えた場合に、以下のような警告ログが出力されます。
「AFRM_W_2007: キューの上限値に近づいています」
デフォルトは48です。この値に0を設定すると警告ログが出力されなくなります。
監視タイムアウト(秒) フローエンジンの実行スレッドの監視タイムアウト時間を設定します。
フローエンジンの実行スレッドがこの設定時間以内で処理を終えられなかった場合に、正常でないスレッドとして検出されエラーログが出力されます。ただし、フローの実行そのものが停止するわけではありませんのでご注意ください。フローの実行に時間がかかり、エラーログが頻繁に出力される場合にはこの値を大きくしてください。デフォルトは300秒(5分)です。
プロジェクトキャッシュサイズ プロジェクトのキャッシュサイズを設定します。
プロジェクトはコンパイル時または初回の実行リクエスト時にはじめてフローエンジンのメモリ上にロードされます。 1度ロードされたプロジェクトはキャッシュサイズ個数分までメモリに保持されます。 保持されるプロジェクトがキャッシュサイズを越えた場合はLRVアルゴリズムに基づき最も長く実行されなかったプロジェクトがメモリから削除されます。デフォルトは30です。
セッションタイムアウト(秒) フローのセッションがタイムアウトするまでの時間を設定します。
URL実行設定によりフローが実行される場合は、URL実行設定の「セッション有効時間」の値が有効となります。
フローデザイナーやflow-ctrlからフローの実行を行った場合には、この設定は有効にはならず常に30分となります。
デフォルトは1800秒(30分)です。
コネクションプールサイズ コネクションプールのサイズを設定します。
データベースなどのコネクションは接続名ごとに最大でこの数までキャッシュされます。デフォルトは20です。
コネクションプールタイムアウト(秒) コネクションプールのコネクションが使用されなくなってからタイムアウトするまでの時間を設定します。 デフォルトは7200秒(2時間)です。
コネクション再利用回数 コネクションプールのコネクションが再利用される回数を設定します。この回数使用されたコネクションはコネクションプールから破棄されて、要求に応じて新しくコネクションが作成されコネクションプールに入れられます。 デフォルトは100回です。
AACキャッシュタイム(秒) フローサービスアカウントのキャッシュを保持する時間を設定します。
フローサービス管理コンソールでのフローサービスアカウントに対する変更は最長でこの設定時間を経過後にFlowService に反映されます。デフォルトは900秒(15分)です。
DTD/XMLスキーマファイルパス DTD/XMLスキーマファイルの置き場所を設定します。
[INSTALL_DIR]/flow からの相対パスを設定します。デフォルトは「services/flowservice/dtd」です。
JDBC Forward Onlyドライバ RDBのカーソル制御としてTYPE_FORWARD_ONLYで使用するJDBCドライバの名前を設定します。
設定するJDBCドライバの名前を「;」で区切って列挙します。デフォルトは「sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver(JDBC-ODBCブリッジ)」です。
リカバリーインターバル リカバリー可能なトランザクション(※1)のコミットまたはロールバック時にエラーが発生した場合に行うリカバリー処理の間隔を設定します。
エラー発生時にはこの設定時間を経過後にリカバリー処理が実行されます。デフォルトは300秒(5分)です。
リカバリーリトライ回数 リカバリー可能なトランザクション(※1)のコミットまたはロールバック時にエラーが発生した場合に行うリカバリー処理の間隔を設定します。
リカバリー処理をこの設定回数行ってもエラーから回復しなかった場合はメール通知を行ってリカバリー処理を終了します。デフォルトは3回です。
リカバリーメール通知 リカバリー可能なトランザクション(※1)のコミットまたはロールバック時にエラーが発生した場合にメール通知を行うかどうかを設定します。
この設定によりメール通知が行われるのは以下の場合です。
  • トランザクションのコミットまたはロールバック時にエラーが発生した場合
  • 発生したエラーがリカバリー処理により回復した場合
  • 規定の回数のリトライを行ってもエラーが回復しなかった場合
  • フローサービスの異常終了により中断されたトランザクションのリカバリーが再起動時に行われた場合
メールの通知先、メールサーバーの設定は通知設定の画面で行います。
/flowexec を有効にする 旧バージョンで「/flowexec」というコンテキストパスを使ってフローを実行していて、今後の新しいバージョンでも「/flowexec」というコンテキストパスを有効にしたい場合には「する」を選択してください。そして、「ユーザ」欄にコンテキストパスとして「/flowexec」を使用するユーザのユーザ名を「;」区切りで入力してください。
後方互換性のための機能のため、通常は「しない」でご利用ください。通常の実行設定よりも一部性能が低下する可能性があります。

※1、現時点ではリカバリー可能なトランザクションとなるのは「XA対応」をtrueにしたRDBコネクションを使用した場合のみです。

■HTTPリスナー設定

スレッドプールサイズ HTTPリスナーで常時実行待機状態となる実行スレッドの最小数を設定します。
この値を大きくすることにより応答速度が速くなる可能性があります。デフォルトは8です。
スレッド最大サイズ HTTPリスナーで実行することができる実行スレッドの最大数を設定します。
処理の多重度が高く実行スレッドの数が足りなくなるエラーが発生する場合には、この値を大きくしてください。ただし、CPUやOSの限界を超えて大きくすると逆に性能低下を起こす可能性があります。デフォルトは32です。「スレッドプールサイズ」以上で「リクエストキューサイズ」よりも小さい値を設定してください。
リクエストキューサイズ HTTPリスナーのリクエストキューのサイズを設定します。
新しくHTTPリスナーへ実行要求があると、その実行要求は一旦リクエストキューに入れられます。実行スレッドに空きがある場合は、リクエストキューの先頭にある実行要求が実行スレッドに振り分けられて実行されます。現在実行されているスレッドの数が「スレッド最大サイズ」になっている場合には、実行スレッドの数が「スレッド最大サイズ」以下になるまで待機します。このように実行待ち状態の実行要求を保管するキューがリクエストキューで、ここではそのリクエストキューに溜めることのできる実行要求の数を設定します。リクエストキューサイズを越える実行要求があった場合、その実行要求は破棄されます。デフォルトは64です。「スレッド最大サイズ」より大きな値を設定してください。この値に0を設定するとリクエストキューサイズは無制限となります。FlowServiceに割当てたメモリサイズに応じて設定を行ってください。
リクエストキュー警告サイズ HTTPリスナーのリクエストキューの警告サイズを設定します。
HTTPリスナーのリクエストキューに溜まっているリクエストの数がこの値を超えた場合に、以下のような警告ログが出力されます。
「AFRM_W_2007: キューの上限値に近づいています」
デフォルトは48です。この値に0を設定すると警告ログが出力されなくなります。
監視タイムアウト(秒) HTTPリスナーの実行スレッドの監視タイムアウト時間を設定します。
HTTPリスナーの実行スレッドがこの設定時間以内で処理を終えられなかった場合に、正常でないスレッドとして検出されエラーログが出力されます。ただし、フローの実行そのものが停止するわけではありませんのでご注意ください。フローの実行に時間がかかり、エラーログが頻繁に出力される場合にはこの値を大きくしてください。デフォルトは300秒(5分)です。
受信タイムアウト(秒) HTTPリクエストの受信タイムアウト値を設定します。
HTTPリクエストを受信し終わるまでに、送信側がこの値を越えて無応答になった場合は、そのHTTPリクエストは破棄されます。 デフォルトは60秒(1分)です。
リクエストライン最大受信サイズ(Byte) HTTPリクエストラインの最大受信サイズを設定します。
この値を越えるHTTPリクエストラインを持つリクエストを受信した場合は、そのHTTPリクエストは破棄されます。この値により、巨大なHTTPリクエストラインを持つリクエストによりシステムがダウンすることを防止できます。デフォルトは2048バイトです。
HTTPヘッダ最大受信サイズ(Byte) HTTPリクエストヘッダの最大受信サイズを設定します。
この値を越えるHTTPヘッダを持つリクエストを受信した場合は、そのHTTPリクエストは破棄されます。この値により、巨大なHTTPヘッダを持つリクエストによりシステムがダウンすることを防止できます。デフォルトは8192バイトです。
バックログ リクエストを受け付ける時に使用されるキューのサイズを設定します。
短時間にリクエストが集中して、リクエストが受け付けられない状態になってしまうような場合には、この値を大きく設定することにより状況を改善することが出来る可能性があります。デフォルトは0(特に設定しない)です。
受信バッファサイズ(Byte) 受信バッファのサイズを設定します。
大きなサイズのHTTPリクエストを受信する場合には、この値を大きく設定することによりパフォーマンスが改善する可能性があります。デフォルトは0(特に設定しない)です。
ダンプ 受信したHTTPリクエストの内容をファイルに出力するかどうかを設定します。
ダンプディレクトリの下に、受信した内容、レスポンスとして返信した内容が200308061530000000.request, 200308061530000000.responseのようなファイル名で出力されます。基本的には「しない」に設定し、障害調査等の場合のみ「する」に設定するようにしてください。デフォルトは「しない」です。
ダンプディレクトリ ダンプファイルを出力するディレクトリを設定します。
[INSTALL_DIR]/flowディレクトリからの相対パスまたは絶対パスで設定します。作成済みのディレクトリパスを指定してください。この値はダンプが「する」になっている場合にのみ有効です。デフォルトは空文字でこの場合は[INSTALL_DIR]/flow/logディレクトリとなります。

■HTTPSリスナー設定

スレッドプールサイズ HTTPSリスナーで常時実行待機状態となる実行スレッドの最小数を設定します。
この値を大きくすることにより応答速度が速くなる可能性があります。デフォルトは8です。
スレッド最大サイズ HTTPSリスナーで実行することができる実行スレッドの最大数を設定します。
処理の多重度が高く実行スレッドの数が足りなくなるエラーが発生する場合には、この値を大きくしてください。ただし、CPUやOSの限界を超えて大きくすると逆に性能低下を起こす可能性があります。デフォルトは32です。「スレッドプールサイズ」以上で「リクエストキューサイズ」よりも小さい値を設定してください。
リクエストキューサイズ HTTPSリスナーのリクエストキューのサイズを設定します。
新しくHTTPSリスナーへ実行要求があると、その実行要求は一旦リクエストキューに入れられます。実行スレッドに空きがある場合は、リクエストキューの先頭にある実行要求が実行スレッドに振り分けられて実行されます。現在実行されているスレッドの数が「スレッド最大サイズ」になっている場合には、実行スレッドの数が「スレッド最大サイズ」以下になるまで待機します。このように実行待ち状態の実行要求を保管するキューがリクエストキューで、 ここではそのリクエストキューに溜めることのできる実行要求の数を設定します。リクエストキューサイズを越える実行要求があった場合、その実行要求は破棄されます。 デフォルトは64です。「スレッド最大サイズ」より大きな値を設定してください。この値に0を設定するとリクエストキューサイズは無制限となります。FlowServiceに割当てたメモリサイズに応じて設定を行ってください。
リクエストキュー警告サイズ HTTPSリスナーのリクエストキューの警告サイズを設定します。
HTTPSリスナーのリクエストキューに溜まっているリクエストの数がこの値を超えた場合に、以下のような警告ログが出力されます。
「AFRM_W_2007: キューの上限値に近づいています」
デフォルトは48です。この値に0を設定すると警告ログが出力されなくなります。
監視タイムアウト(秒) HTTPSリスナーの実行スレッドの監視タイムアウト時間を設定します。
HTTPSリスナーの実行スレッドがこの設定時間以内で処理を終えられなかった場合に、正常でないスレッドとして検出されエラーログが出力されます。ただし、フローの実行そのものが停止するわけではありませんのでご注意ください。 フローの実行に時間がかかり、エラーログが頻繁に出力される場合にはこの値を大きくしてください。デフォルトは300秒(5分)です。
受信タイムアウト(秒) HTTPリクエストの受信タイムアウト値を設定します。
HTTPリクエストを受信し終わるまでに、送信側がこの値を越えて無応答になった場合は、そのHTTPリクエストは破棄されます。 デフォルトは60秒(1分)です。
リクエストライン最大受信サイズ(Byte) HTTPリクエストラインの最大受信サイズを設定します。
この値を越えるHTTPリクエストラインを持つリクエストを受信した場合は、そのHTTPリクエストは破棄されます。この値により、巨大なHTTPリクエストラインを持つリクエストによりシステムがダウンすることを防止できます。デフォルトは2048バイトです。
HTTPヘッダ最大受信サイズ(Byte) HTTPリクエストヘッダの最大受信サイズを設定します。
この値を越えるHTTPヘッダを持つリクエストを受信した場合は、そのHTTPリクエストは破棄されます。この値により、 巨大なHTTPヘッダを持つリクエストによりシステムがダウンすることを防止できます。デフォルトは8192バイトです。
クライアント認証 クライアント認証を行うかどうかを設定します。
フローサービス管理コンソールのクライアント認証局の設定で通信先相手のCA証明書を登録した後に、ここで「する」に設定することによりHTTPSリスナーがSSLクライアント認証を行います。 デフォルトは「しない」です。
有効期限前の証明書 クライアント認証で有効期限前の証明書を受け入れるかどうかを設定します。
デフォルトは「受け入れない」です。
有効期限切れの証明書 クライアント認証で有効期限切れの証明書を受け入れるかどうかを設定します。
デフォルトは「受け入れない」です。
バックログ リクエストを受け付ける時に使用されるキューのサイズを設定します。
短時間にリクエストが集中して、リクエストが受け付けられない状態になってしまうような場合には、この値を大きく設定することにより状況を改善することが出来る可能性があります。デフォルトは0(特に設定しない)です。
SSLデバッグログ SSL通信でのデバッグログを出力するかどうかを設定します。
SSL通信でクライアントが接続できない場合に、SSLデバッグログを出力することによりSSL通信エラーとなっている原因の特定が容易になります。デフォルトは「出力しない」です。
受信バッファサイズ(Byte) 受信バッファのサイズを設定します。
大きなサイズのHTTPリクエストを受信する場合には、この値を大きく設定することによりパフォーマンスが改善する可能性があります。デフォルトは0(特に設定しない)です。
ダンプ 受信したHTTPリクエストの内容をファイルに出力するかどうかを設定します。
ダンプディレクトリの下に、受信した内容、レスポンスとして返信した内容が200308061530000000.request, 200308061530000000.responseのようなファイル名で出力されます。基本的には「しない」に設定し、障害調査等の場合のみ「する」に設定するようにしてください。デフォルトは「しない」です。
ダンプディレクトリ ダンプファイルを出力するディレクトリを設定します。
「[INSTALL_DIR]/flow」ディレクトリからの相対パスまたは絶対パスで設定します。この値はダンプが「する」になっている場合にのみ有効です。デフォルトは空文字でこの場合は「[INSTALL_DIR]/flow/log」ディレクトリとなります。

■AJP13リスナー設定

スレッドプールサイズ AJP13リスナーで常時実行待機状態となる実行スレッドの最小数を設定します。
この値を大きくすることにより応答速度が速くなる可能性があります。デフォルトは8です。
スレッド最大サイズ AJP13リスナーで実行することができる実行スレッドの最大数を設定します。
処理の多重度が高く実行スレッドの数が足りなくなるエラーが発生する場合には、この値を大きくしてください。ただし、CPUやOSの限界を超えて大きくすると逆に性能低下を起こす可能性があります。デフォルトは32です。「スレッドプールサイズ」以上で「リクエストキューサイズ」よりも小さい値を設定してください。
リクエストキューサイズ AJP13リスナーのリクエストキューのサイズを設定します。
新しくAJP13リスナーへ実行要求があると、その実行要求は一旦リクエストキューに入れられます。実行スレッドに空きがある場合は、リクエストキューの先頭にある実行要求が実行スレッドに振り分けられて実行されます。現在実行されているスレッドの数が「スレッド最大サイズ」になっている場合には、実行スレッドの数が「スレッド最大サイズ」以下になるまで待機します。このように実行待ち状態の実行要求を保管するキューがリクエストキューで、 ここではそのリクエストキューに溜めることのできる実行要求の数を設定します。リクエストキューサイズを越える実行要求があった場合、その実行要求は破棄されます。 デフォルトは64です。「スレッド最大サイズ」より大きな値を設定してください。この値に0を設定するとリクエストキューサイズは無制限となります。FlowServiceに割当てたメモリサイズに応じて設定を行ってください。
リクエストキュー警告サイズ AJP13リスナーのリクエストキューの警告サイズを設定します。
AJP13リスナーのリクエストキューに溜まっているリクエストの数がこの値を超えた場合に、以下のような警告ログが出力されます。
「AFRM_W_2007: キューの上限値に近づいています」
デフォルトは48です。この値に0を設定すると警告ログが出力されなくなります。
監視タイムアウト(秒) AJP13リスナーの実行スレッドの監視タイムアウト時間を設定します。
AJP13リスナーの実行スレッドがこの設定時間以内で処理を終えられなかった場合に、正常でないスレッドとして検出されエラーログが出力されます。ただし、フローの実行そのものが停止するわけではありませんのでご注意ください。 フローの実行に時間がかかり、エラーログが頻繁に出力される場合にはこの値を大きくしてください。デフォルトは300秒(5分)です。
ダンプ 受信したHTTPリクエストの内容をファイルに出力するかどうかを設定します。
ダンプディレクトリの下に、受信した内容、レスポンスとして返信した内容が200308061530000000.request, 200308061530000000.responseのようなファイル名で出力されます。基本的には「しない」に設定し、障害調査等の場合のみ「する」に設定するようにしてください。デフォルトは「しない」です。
ダンプディレクトリ ダンプファイルを出力するディレクトリを設定します。
「[INSTALL_DIR]/flow」ディレクトリからの相対パスまたは絶対パスで設定します。この値はダンプが「する」になっている場合にのみ有効です。デフォルトは空文字でこの場合は「[INSTALL_DIR]/flow/log」ディレクトリとなります。

■フローデザイナーリスナー設定

スレッドプールサイズ フローデザイナーリスナーで常時実行待機状態となる実行スレッドの最小数を設定します。
この値を大きくすることにより応答速度が速くなる可能性があります。デフォルトは8です。
スレッド最大サイズ フローデザイナーリスナーで実行することができる実行スレッドの最大数を設定します。
処理の多重度が高く実行スレッドの数が足りなくなるエラーが発生する場合には、この値を大きくしてください。ただし、CPUやOSの限界を超えて大きくすると逆に性能低下を起こす可能性があります。デフォルトは32です。「スレッドプールサイズ」以上で「リクエストキューサイズ」よりも小さい値を設定してください。
リクエストキューサイズ フローデザイナーリスナーのリクエストキューのサイズを設定します。
新しくフローデザイナーリスナーへ実行要求があると、その実行要求は一旦リクエストキューに入れられます。実行スレッドに空きがある場合は、リクエストキューの先頭にある実行要求が実行スレッドに振り分けられて実行されます。現在実行されているスレッドの数が「スレッド最大サイズ」になっている場合には、実行スレッドの数が「スレッド最大サイズ」以下になるまで待機します。このように実行待ち状態の実行要求を保管するキューがリクエストキューで、 ここではそのリクエストキューに溜めることのできる実行要求の数を設定します。リクエストキューサイズを越える実行要求があった場合、その実行要求は破棄されます。 デフォルトは64です。「スレッド最大サイズ」より大きな値を設定してください。この値に0を設定するとリクエストキューサイズは無制限となります。FlowServiceに割当てたメモリサイズに応じて設定を行ってください。
リクエストキュー警告サイズ フローデザイナーリスナーのリクエストキューの警告サイズを設定します。
フローデザイナーリスナーのリクエストキューに溜まっているリクエストの数がこの値を超えた場合に、以下のような警告ログが出力されます。
「AFRM_W_2007: キューの上限値に近づいています」
デフォルトは48です。この値に0を設定すると警告ログが出力されなくなります。
監視タイムアウト(秒) フローデザイナーリスナーの実行スレッドの監視タイムアウト時間を設定します。
フローデザイナーリスナーの実行スレッドがこの設定時間以内で処理を終えられなかった場合に、正常でないスレッドとして検出されエラーログが出力されます。ただし、フローの実行そのものが停止するわけではありませんのでご注意ください。 フローの実行に時間がかかり、エラーログが頻繁に出力される場合にはこの値を大きくしてください。デフォルトは300秒(5分)です。
ダンプ 受信したHTTPリクエストの内容をファイルに出力するかどうかを設定します。
ダンプディレクトリの下に、受信した内容、レスポンスとして返信した内容が200308061530000000.request, 200308061530000000.responseのようなファイル名で出力されます。基本的には「しない」に設定し、障害調査等の場合のみ「する」に設定するようにしてください。デフォルトは「しない」です。
ダンプディレクトリ ダンプファイルを出力するディレクトリを設定します。
「[INSTALL_DIR]/flow」ディレクトリからの相対パスまたは絶対パスで設定します。この値はダンプが「する」になっている場合にのみ有効です。デフォルトは空文字でこの場合は「[INSTALL_DIR]/flow/log」ディレクトリとなります。

 

◆FTP

フローサービスに内蔵されたFTPサービスの設定を行うことができます。

FTPサービスの設定を更新した場合には、設定を有効にするために「FtpService」の再起動が必要です。

■FTPサービスの認証

FTPサービスでは、認証にフローサービスアカウントを使用します。

■FTPサービスの設定をする

FTPサービス設定画面

以下のそれぞれの欄に情報を入力し、画面下部の「更新」ボタンをクリックすると、設定が反映されます。

FTPサービスの設定を更新した場合には、設定を有効にするために「FtpService」の再起動が必要です。

ポート 待ち受けポート番号を入力します。デフォルトは21です。
アクティブモードデータコネクションポート アクティブモードの場合のサーバ側のデータコネクションポート番号を入力します。デフォルトは20です。
パッシブモードデータコネクションポート

パッシブモードの場合に、サーバがデータ転送用に待機するポートを入力します。

  • 自動割り当て
  • - サーバがランダムにポート番号を使用します。
  • 範囲設定
  • - サーバが入力されている範囲の間のポート番号をランダムに使用します。
アイドルタイムアウト タイムアウト時間を秒単位で入力します。デフォルトは300秒です。
最大接続数 同時に接続できる最大数を入力します。デフォルトは100です。
デフォルトのログインドメインパス名 ログイン時のユーザのデフォルトドメインパスを入力します。デフォルトは「/」です。
Anonymousログイン Anonymous(匿名)でのログインを許可するかどうかを設定します。デフォルトはチェックされません。
Anonymousホームディレクトリ Anonymous(匿名)でログインした場合のホームディレクトリを設定します。デフォルトは「home/anonftp」です。ユーザーにホームディレクトリが設定されている場合は、そこがログイン時のディレクトリになります。
最大Anonymousログイン数 Anonymousでのアクセスの最大同時アクセス数を入力します。デフォルトは0です。
仮想ルートディレクトリ ログイン直後のホームディレクトリを任意のディレクトリに変更できます。仮想ルートディレクトリとしてログインユーザーのホームディレクトリからの相対パスで指定します。ここに絶対パスを指定することはできません。
指定しない場合、ログインユーザーのホームディレクトリになります。

 

◆MC

フローサービス管理コンソールに関する設定を行うことができます。

フローサービス管理コンソールの設定を更新した場合には、設定を有効にするためにサーバーの再起動が必要です。

■全般

ManagementConsole全般設定画面

以下のそれぞれの欄に情報を入力し、画面下部の「更新」ボタンをクリックすると、設定が反映されます。

ログインタイムアウト(分) フローサービス管理コンソールのログインタイムアウト時間(分)を設定します。デフォルトは30分です。
フローサービス管理コンソールにログインしてからログインタイムアウト時間の間に何の操作も行わないと自動的にログアウトされます。
ログインタイムアウト時間を無制限にすることはできません。

■メニュー編集

フローサービス管理コンソールで表示されるメニューの表示・非表示をメニューテンプレートとして保存することができます。保存されたメニューテンプレートは「ツール >> アカウント」画面でユーザのメニューテンプレートとして設定することができます。これによりメニューテンプレートが設定されたユーザがフローサービス管理コンソールにログインするとメニューテンプレートで表示されるように設定されたメニューのみが表示されるようになります。
※標準のメニューテンプレートの名前(default)や内容は、編集・削除することはできません。

最初に保存されているメニューテンプレートの一覧画面が表示されます。

ManagementConsoleメニューテンプレート一覧画面

メニューテンプレート名 メニューテンプレートの名称が表示されます。
説明 メニューテンプレートの説明が表示されます。
変更アイコン アイコンをクリックするとメニューテンプレートを変更することができます。
削除アイコン アイコンをクリックするとメニューテンプレートを削除することができます。

新しくメニューテンプレートを作成するには、一覧画面の下部にある「新規」ボタンをクリックします。
すると、以下のような登録画面が表示されます。

ManagementConsoleメニューテンプレート登録画面

ここで、メニューテンプレート名と説明を入力し、その下にあるメニュー一覧で、各メニューの表示非表示を設定します。
チェックボックスにチェックの入っているメニューは表示され、チェックの入っていないメニューは表示されません。
メニューの表示・非表示の設定が完了したら「更新」ボタンをクリックします。

メニューテンプレートの編集では、サーバーの再起動は必要ありません。