実行ログ
フローサービスの出力するログにはいくつかの種類があります。
※ログの出力先を管理コンソールより変更している場合は、以下の説明で[DATA_DIR]/logを設定した出力先に置き換えてください。
システムログ
フローサービスが実行中に出力するログです。
システムログの出力されるフォルダとファイル名
フローサービスのシステムログはすべて、[DATA_DIR]/logに出力されます。
asteria.log | フローサービス全体(各サービス、起動時のメッセージに出る複数のデーモンを管理する上での)でのログ。スケジュールを多用するなど使用形態によってはファイルサイズが大きくなります。 |
asteria-console.log | FlowServiceの中でプロセスが標準出力や標準エラー出力に出力したログ。通常はほとんど出力されません。 |
FlowAccess.log | FlowServiceに対するHTTPレベルのアクセスログ。 |
FlowCompile.log | FlowServiceでフローをコンパイルした時のログ。 |
FlowProfile.log | フローデザイナーからフローの実行モードで「プロファイル」を指定をした場合のプロファイルデータ出力先。その他の実行モードでは出力されません。 |
FlowService.log | FlowServiceの起動・実行に関するログ。大量アクセスが発生するなど使用形態によってはファイルサイズが大きくなります。 |
FTPService.log | FtpService/SFTPServiceの実行に関するログ。FtpService/SFTPServiceが起動されていない場合は出力されません。 |
mcapi.log | フローサービス管理コンソールAPIの操作ログ。管理コンソールの操作ログも含まれます。 |
mcapi-access.log | フローサービス管理コンソールAPIに対するHTTPレベルのアクセスログ。 |
システムログのローテーション
システムログの各ログファイルは、次のように出力およびファイルのローテーションを行います。
ログは常に同じファイル名で出力されていきます(例:FlowService.log)。従って、外部のログ監視システムなどからは、単一のログファイルのみを監視しておくといった使い方が可能になります。ログを出力する時に、最後にログ出力した時と日付が異なる場合に、それまで開いていたログファイルを閉じて、最後にログ出力した日の日付を付与したファイル名にリネームします。その後、また同じ名前のファイルを作成して同様に追記を開始します。前日以前の日付の入ったファイルが更新されることはありません。
システムログの管理
システムログを参照するには、フローデザイナーに同梱されているツール「ログビューアー」または管理コンソールを使います。管理コンソールでは、「状態」-「ログ」-「システム」の画面から参照します。ログビューアーについては、「フローデザイナー操作ガイド」の「ログビューアー」を参照してください。
システムログの各種ログの設定を変更するには、管理コンソールの「設定」-「ログ」-「システム」の画面から行います。
システムログの削除スケジュールを設定するには、管理コンソールの「設定」-「ログ」-「削除」の画面から行います。
システムログをダウンロードするには、管理コンソールの「状態」-「ログ」-「システム」の画面から行います。
ログのサイズとメンテナンス
システムログの出力サイズは、上記のように運用形態やフローの内容により変わります。ハードディスク容量とテスト運用時のログ出力のサイズを比較し、前日以前の日付の入った各種ログファイルをそのままにしておくか、アーカイブを行うか、バックアップして削除をするか、そのまま削除するかといった運用形態を決定します。