アプリケーションログ

フローの各コンポーネントではそのコンポーネントの正常実行終了後に出力するログを設定することができます。 ログの出力先は管理コンソールで設定したアプリケーションログかシステムログ(FlowService.log)になります。出力メッセージにプロパティ式を使うことで、各種変数、日付情報などを含む値を設定することができます。

ログの設定

ログの設定はコンポーネントの右クリックメニュー「ログ設定」から表示されるダイアログにより行います。ここでの設定項目は以下の通りです。

出力ON・OFF 設定内容を残しながら一時的にログ出力を止めたい場合などにはOFFにします。
ログ設定名 管理コンソールで定義したアプリケーションログのログ設定名を指定します。
「(なし)」を指定した場合、出力先はシステムログになります。アプリケーションログには出力されません。
「(呼び出し元の設定を引き継ぐ)」を指定した場合は呼び出し元のフローで指定されているアプリケーションログ設定が使用されます。
サブカテゴリー ログの種類をいくつかのカテゴリで分類したい場合には、個々に任意のカテゴリ名を指定します。管理コンソールではサブカテゴリ単位でログの出力レベルを指定することができます。
出力ログレベル 出力するログのレベル。管理コンソールで定義するログレベルと対応します。
FATAL管理コンソールのログレベルが「致命的エラー」以下の場合に出力されます。
ERROR管理コンソールのログレベルが「エラー」以下の場合に出力されます。
WARN管理コンソールのログレベルが「警告」以下の場合に出力されます。
INFO管理コンソールのログレベルが「情報」以下の場合に出力されます。(初期値)
DEBUG管理コンソールのログレベルが「デバッグ」以下の場合に出力されます。
出力メッセージ ログに出力する内容を指定します。 メッセージの中ではプロパティ式を使用することで各種変数やコンポーネントプロパティを参照することもできます。

ログ設定を行うとコンポーネントの右上にログ設定のアイコンが表示されます。
一度ログ設定を行った後にはこのアイコンをダブルクリックすることでもログ設定のダイアログを表示させることができます。

プロパティ式

プロパティ式について、詳しくは「プロパティ式について」を参照してください。出力メッセージ中では、通常のプロパティ式以外に以下のプロパティ式を指定することができます。

対象種類名前
コンポーネントプロパティ$componentプロパティ名(英語名)

ログ出力では「$prev」(直前のコンポーネントのプロパティ)と「$stream」(ストリーム変数)は参照することができません。

設定方法

メモ

プロパティ式パレットからプロパティ名を編集テキストボックスにドラッグすると同様にプロパティ式が記述されます。

フローの実行ログをアプリケーションログに出力する

通常システムログにはフローの実行開始、終了、エラーなどの情報が出力されます。フローまたはプロジェクトのプロパティを設定することで、これらのログの出力先をアプリケーションログに切り替えることができます。フローのプロパティで定義した場合は、そのフローのみで設定が有効となり、プロジェクトのプロパティとして定義した場合は、そのプロジェクト内の全てのフローに対して設定が有効になります。

ログ設定名 管理コンソールで定義したアプリケーションログのログ設定名を指定します。
「(なし)」を指定した場合、プロジェクトのログ設定名が有効となります。
ログレベル そのフロー(またはプロジェクト)のログレベルを指定します。
システムログに出力 システムログをアプリケーションログに出力すると同時にFlowService.logにも出力するかどうかを指定します(ログ設定名プロパティが指定されなかった場合はFlowService.logに出力されます) 。
関連項目
 

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