JSONDecode - JSONからストリームへの変換

入力のJSON文字列をXML, ParameterList, Recordのいずれか指定されたストリームに変換します。
どのようにしてこれらのストリームに変換されるかについては「変換方法について」を参照してください。

※このコンポーネントは将来廃止されます。JSONストリームを使用してください。

■ストリーム情報

入力	フォーマット	Text
	接続数	1
出力	フォーマット	XML,ParameterList,Record
	説明	入力のJSON文字列をXML, ParameterList, Recordのいずれか指定されたストリームに変換します。 どのようにしてこれらのストリームに変換されるかについては「変換方法について」を参照してください。

■コンポーネントプロパティ

名前	プロパティ型	マッピング	説明
JSON種別	loopProcess	出力	入力のJSON文字列が、JSONオブジェクトか配列かどうかを指定します。 配列を指定した場合はループを開始します。 オブジェクト [false] - JSONオブジェクトの場合 配列 [true] - 配列の場合
ルート要素名	string	入力＆出力	出力ストリームがXMLの場合に、付加するルート要素の名前を指定します。 ルート要素を付加する必要ない場合は空にします。 初期値は"root"です。

■ループ処理

JSON種別 が「配列」の場合、このコンポーネントがループの起点となって、配列の要素ごとにJSONオブジェクトを変換して出力します。
配列の要素がJSONオブジェクトでなかった場合は、各要素に対して"array"というキーを付加して、各要素ごとにJSONオブジェクトを新しく作成します。

例えば、次のような配列は

                [ "item1", "item2" ]
                

            

事前に次のような配列に変換されてからストリームに変換されます。

[ {"array": "item1"}, {"array": "item2"} ]

■トランザクション処理

コミット	何もしません。
ロールバック	何もしません。

■エラー処理

タイプ	パラメーター	エラー処理フロー へのストリーム	エラー コード	説明
汎用	なし	コンポーネントの入力ストリーム	1	入力されたJSON文字列が配列であるのに、JSON種別 プロパティの指定が間違っている場合
			2	入力のJSON文字列に変換対象となるJSONオブジェクトが存在しなった場合
			3	入力のJSON文字列の形式に誤りがある場合
			4	ルート要素が指定されていないためにXMLに変換できなかった場合
			5	変換時にエラーが発生した場合

■変換方法について

JSONオブジェクトをXML, ParameterList, Recordのいずれか指定されたストリームに変換することができます。

XML

• 出力ストリームのフィールド定義は参照せず、入力のJSONの構造に従って変換します
• ルート要素は、ルート要素名 プロパティに指定された名前の要素となります
• ルート要素名 プロパティの値を空にした場合、JSONオブジェクトのキーが１つでないとエラーになります
• オブジェクトは、キーが要素名となり、値がその要素の要素内容文字列となります
• 要素名として使用できない文字は '_' に変換されます
• 要素名に ':' が含まれる場合は、すべて '_' に変換されます
• 配列は、配列のキーが要素名となり、値の数だけ同名の要素が作成されます
• 多次元配列は、各要素に"array"というキーが付加されて、各要素ごとに新しくJSONオブジェクトが作成されます
• 値がnullの場合は、空要素となり属性としてisNull="true"が付加されます

入力のJSON文字列の例

{ "item": {
    "name": "record array",
    "record": [
      {
        "attr1": 1,
        "element1": "aaa"
      },
      {
        "attr1": 2,
        "element1": "bbb"
      }
    ]},
    "color": null
}

変換後のXML

<root>
	<color isNull="true"/>
	<item>
	    <name>record array</name>
	    <record>
	        <attr1>1</attr1>
	        <element1>aaa</element1>
	    </record>
	    <record>
	        <attr1>2</attr1>
	        <element1>bbb</element1>
	    </record>
	</item>
</root>

ParameterList

• JSONオブジェクトのキーをParameterListのフィールド名に定義します
• トップレベルのキーのみが取得対象となります
• 定義したキーがJSONオブジェクトに存在しなかった場合は、フィールドの値としてnullが設定されます
• 取得する値がJSONオブジェクトの場合は、フィールドのデータ型をString型にしてください
• 取得する値が配列の場合は、フィールドのデータ型をStringまたはString[]型にしてください
• フィールドのデータ型をBinary型にした場合は、フィールドの値として取得した値をBase64でデコードしたバイト列が設定されます

入力のJSON文字列の例

{ "id": "1",
  "name": "pencil",
  "stock": [
    {
      "color": "red",
      "count": 5
    },
    {
      "color": "blue",
      "count": 10
    }]
}

変換後のParameterList

Record

• JSONオブジェクトのキーをRecordのフィールド名に定義します
• トップレベルのキーのみが取得対象となります
• 定義したキーがJSONオブジェクトに存在しなかった場合は、フィールドの値としてnullが設定されます
• 取得する値がJSONオブジェクトや配列の場合は、フィールドのデータ型をStringにしてください
• フィールドのデータ型をBinary型にした場合は、フィールドの値として取得した値をBase64でデコードしたバイト列が設定されます

入力のJSON文字列の例

{ "id": "1",
  "name": "pencil",
  "stock": [
    {
      "color": "red",
      "count": 5
    },
    {
      "color": "blue",
      "count": 10
    }]
}

変換後のRecord