SlackUpload - Slackにファイルをアップロード

SlackのWeb APIを使用してSlackにファイルをアップロードします。
ユーザまたはボットが参加している会話(チャンネル、ダイレクトメッセージなど)にファイルをアップロードできます。
ユーザトークンを利用する場合はユーザが参加していないパブリックチャンネルにファイルをアップロードできます。

※このコンポーネントは将来廃止されます。SlackUpload2コンポーネントを使用してください。

■ストリーム情報

入力フォーマットすべて
接続数1
説明 入力ストリームは使用せず、すべて無視します。
出力フォーマットText,MIME
説明Slack APIのレスポンスが出力されます。

出力ストリーム変数

名前データ型説明
StatusCodeintHTTPレスポンスのステータスコード

■コンポーネントプロパティ

名前プロパティ型マッピング説明
コネクションを使用boolean- 接続先に以下のコネクション を使用するかどうか選択します。
はい [true] - 以下のコネクション で指定されたSlack接続名を接続先として使用します。
いいえ [false] - コネクション情報 以下のプロパティを使ってSlackに接続を行います。
コネクションconnection-コネクションを使用 が「はい」の場合に、Slackアプリケーションへの接続用コネクションを指定します。
コネクションペインまたは管理コンソールにて作成した接続名を選択します。
コネクション情報group-コネクションを使用 プロパティが「いいえ」の場合に使用されるプロパティ群です。
Slack APIのトークンstring入力&出力 Slack Web APIのトークンを指定します。トークンは「Your Apps>Add features and functionality>Permissions>OAuth&Permissions」画面から取得したOAuth Access Tokenを使用します。
APIのトークンのタイプに応じて次のスコープが必要です。
  • ユーザートークン: files:write
  • ボットトークン: files:write
コネクションを使用 が「いいえ」の場合にこの設定が参照されます。
チャンネルstring入力&出力 ファイルをアップロードするSlackのチャンネルを指定します。
複数のチャンネルにアップロードするにはカンマ区切りで「general,random」のようにチャンネルを複数指定します。
このプロパティが空の場合、ファイルはプライベートファイルとしてアップロードされ、Slackのファイルブラウザで使用できます。
パブリックチャンネル、プライベートチャンネルにアップロードする場合は、チャンネル名(例 #general)もしくはチャンネルID(例 C024BE91L)を指定します。
ダイレクトメッセージ、グループダイレクトメッセージにアップロードする場合は、ID (例 D023BB3L2)を指定します。
※IDはSlackのWeb画面で対象のチャンネルやユーザーを選択するとURLの最後のパスとして表示されています。
コネクションを使用 が「いいえ」の場合にこの設定が参照されます。
タイムアウト(秒)int入力&出力 リクエスト時およびコネクション接続時のタイムアウトまでの時間を秒単位で指定します。
コネクションを使用 が「いいえ」の場合にこの設定が参照されます。
リトライ回数int入力&出力 リクエスト時にHTTPサーバーに接続できなかったときに自動的にリトライするカウントを指定します。リトライしない場合は0を指定します。
コネクションを使用 が「いいえ」の場合にこの設定が参照されます。
リトライ間隔(秒)int入力&出力 上記リトライ時に再度接続リクエストを送るまでの間隔を秒単位で指定します。
コネクションを使用 が「いいえ」の場合にこの設定が参照されます。
プロキシ設定を使用boolean- 管理コンソールで設定したプロキシ設定を使用するかどうかを指定します。
コネクションを使用 が「いいえ」の場合にこの設定が参照されます。
はい [true] - プロキシ設定を使用します。
いいえ [false] - プロキシ設定を使用しません。
アップロードファイルパスremoteFile入力&出力 読み込むファイルのパスを指定します。区切り文字「\」と「/」は区別されません。
相対パスの場合は相対パスの起点 の指定に基づいて解釈されます。
例:
directory/file.txt
C:\directory\file.txt
\\server\share\file.txt
ファイルパスの詳細設定group-ファイルパスの詳細設定を行うプロパティ群です。
相対パスの起点pathResolver-相対パス指定の場合にベースフォルダーを指定します。
プロジェクトフォルダー [Relative]
プロジェクトファイルと同じフォルダーを起点にします。
ホームフォルダー [ProjectOwner]
ユーザーのホームフォルダーを起点にします。
実行ユーザーのホームフォルダー [ExecuteUser]
実行ユーザーのホームフォルダーを起点にします。
絶対パスを許可boolean-絶対パスを許可するかどうか選択します。
「..」を許可boolean-上のフォルダへ移動する記述に「..」を許可するかどうか選択します。
メッセージstring入力&出力 ファイルと一緒に投稿するテキストを指定します。
テキストのフォーマットについてはhttps://api.slack.com/docs/message-formattingを参照してください。
Slack上のファイル名string入力&出力 アップロードしたファイルをユーザーがダウンロードするときにファイル名の候補として表示される名前を指定します。
Slack上のファイルタイトルstring入力&出力 アップロードするファイルのタイトルを指定します。
このプロパティが空の場合、アップロードファイルパスで指定したファイル名から拡張子を削除した名前が使用されます。

■トランザクション処理

コミット何もしません。
ロールバック何もしません。

■エラー処理

タイプパラメーターエラー処理フロー
へのストリーム
エラー
コード
説明
SlackApiException「SlackApiExceptionのパラメーター 」
を参照してください。
サーバーから返されたHTTPレスポンスのMIME1 Slack APIがエラーを返した場合
HTTPException なし コンポーネントの入力ストリーム2Slackとの通信中にエラーが発生した場合
3Slackとの通信中、もしくは通信前処理でエラーが発生した場合
ファイルが存在しない なし コンポーネントの入力ストリーム7アップロードファイルパス に指定したファイルが見つからなかった場合
汎用 なし コンポーネントの入力ストリーム5コネクション に指定したコネクションが見つからない場合
6指定したファイルパスが不正だった場合
9その他のエラーが発生した場合

■「SlackApiException」のパラメーター

No.名前説明
1HTTPStatusLineサーバーから返されたHTTPステータスラインが返されます。
2HTTPBodyサーバーから返されたHTTPレスポンスのボティが返されます。

■フローの強制終了

フローを強制終了すると、通常は実行中のコンポーネントの処理が終了してから次のコンポーネントに制御が遷移する時点でフローがアボートしますが、本コンポーネントでは実行中の処理を強制的に終了してフローがアボートします。