BranchByComponentProperty - プロパティ値による分岐

直前のコンポーネントのプロパティ値によって分岐します。
指定のプロパティ値が正規表現パターンにマッチする場合は右方向、マッチしない場合は下方向にストリームを出力します。

■ストリーム情報

入力フォーマットすべて
接続数1
説明 すべてのストリームを入力できます。
出力フォーマットすべて
説明 入力ストリームをそのまま出力します。

■コンポーネントプロパティ

名前プロパティ型マッピング説明
プロパティ名propertyName- 値を評価する直前のコンポーネントのプロパティ名を指定します。
プルダウンリストで直前のコンポーネントのプロパティ一覧が表示されます。タブになっているプロパティの各項目は「<プロパティ名>.<フィールド名>」 のようにプロパティ名とフィールド名を「.」で区切った名前になります。
大文字小文字の区別choice-正規表現 に指定した正規表現が大文字小文字を区別するか指定します。
区別する [true] - 大文字小文字を区別します。
区別しない [false] - 大文字小文字を区別しません。
正規表現string入力&出力プロパティ名 で指定したプロパティ値を評価するための正規表現を指定します。

■トランザクション処理

コミット何もしません。
ロールバック何もしません。

■エラー処理

このコンポーネントがエラーを発生することはありません。

■評価対象のコンポーネント

通常、このコンポーネントの評価対象となるコンポーネントは、このコンポーネントの直前にリンクされている コンポーネントです。ただし、直前のコンポーネントがBranchByComponentPropertyまたはBranchByExceptionの場合、 さらにその直前のコンポーネントが評価対象となります。つまり、複数の分岐コンポーネントを続けて配置することが可能です。

■評価するプロパティ値

プロパティ値をプルダウンリストから選択する方法の場合、選択肢の内容は日本語で記述されていますが、内部的には英字で管理されています。そのため、プルダウンリストの内容を評価したい場合、記述されている日本語に対応する英字を対象にする必要があります。対応する文字列については、各コンポーネントのヘルプを参照してください。プロパティ型がchoiceの場合がプロパティ値をプルダウンリストから選択する方法になります。プロパティ型がchoice以外の場合は、日本語、英数字などの文字列を評価できます。

■例

POP3コンポーネントの差出人プロパティが「xxxx@infoteria.co.jp」の場合に分岐する

(POP3コンポーネント)

プロパティ名プロパティ値
プロパティ名差出人
正規表現.*@infoteria.co.jp

HTTPPostコンポーネントで取得したレスポンスにSOAPActionヘッダーがある場合に分岐する

受信ヘッダープロパティにヘッダー名「SOAPAction」が設定されている必要があります。

(HTTPPostコンポーネント)

プロパティ名プロパティ値
プロパティ名受信ヘッダー.SOAPAction
正規表現".*"