LoopEnd - ループ終了

ループの終了コンポーネントです。ループ終了後に出力ストリームを返します。

■ストリーム情報

入力フォーマットすべて
接続数1
説明 すべてのストリームを入力できます。
出力フォーマットNONE
説明 入力ストリームをそのまま出力します。

■コンポーネントプロパティ

名前プロパティ型マッピング説明
ループ開始コンポーネントcomponentName- ループを開始するコンポーネントを指定します。
プルダウンリストで前に連結してきたループを開始するコンポーネント名の一覧が表示されます。
ただし、RecordJoinコンポーネントのように入力ストリームが複数存在するコンポーネントを指定することはできません。
出力形態choice- ループによって複数回このコンポーネントに入力されるストリームのレコードをまとめるかどうかを指定します。
詳しくは、下記トピック「出力形態」を参照してください。
ストリームをまとめる [PackRecords] - ストリームをまとめます。
最後のストリーム [Last] - 最後のストリームのみを出力します。
コンテナ [PackStreams] - コンテナとして出力します。

■ループ処理

ループの終点となります。ループしている場合、このコンポーネントを実行した後、最後にループの起点となったコンポーネントに戻って処理を継続します。すべてのループの実行後、次のコンポーネントに制御が移ります。

■トランザクション処理

コミット何もしません。
ロールバック何もしません。

■エラー処理

このコンポーネントがエラーを発生することはありません。

■このコンポーネントの動作について

このコンポーネントを使用した場合、実際にはループ開始コンポーネント で指定したコンポーネントから、 このコンポーネントまでの区間が内部的にサブフローになります。そのため、以下の点に注意が必要です。

■出力形態

出力形態 ではフローがループしている場合の出力ストリームの形式を指定します。このプロパティの指定により複数レコードのストリームをひとつにまとめたり、コンテナに入れて出力することができます。

いずれの場合もループによって処理されるストリーム、つまり本コンポーネントへの入力ストリーム型とフィールド定義はすべて同じである必要があります。ブランチして異なるストリーム型のストリームをまとめることはできません。

また、ループがなく入力ストリームがひとつしかない場合は最後のストリームが出力ストリームとなります。 MIMEの場合は子パートがひとつのマoチパートMIMEになるのではなく元のMIMEがそのまま出力されます。XMLの場合フィールド定義がなくともエラーにはなりません。

ストリームをまとめる

「ストリームをまとめる」を指定した場合、ストリーム型によって次のようにストリームがまとめられます。

Binary, Textストリームが連結されます。
Record, CSV, FixedLengthストリーム中のレコードをすべてまとめて単一のストリームとします。
ParameterListString[]以外のデータ型のフィールドでは最後のストリームのフィールド値になります。
String[]型のフィールドではフィールド値が配列になります。
XMLフィールド定義に添ってXMLが再構成されます。
フィールド定義がされていない場合はエラーになります。
MIMEマルチパートMIMEになります。

コンテナ

「コンテナ」は、後続のフロー処理で複数のストリームを添付ファイルにする場合などに使用します。