Break - 中断

パラレルやループ処理を中断するための終了コンポーネントです。
Exceptionコンポーネントと同様に、パラレルやループ処理が残っていてもその場で直ちにフローを終了します。また、その際に出力するストリームをこのコンポーネントの入力ストリームにするか、EndResponseコンポーネントにまとめられたストリームにするかを選択することができます。

■ストリーム情報

入力フォーマットすべて
接続数1
説明 すべてのストリームを入力できます。
出力フォーマットNONE
説明 入力ストリームをそのまま出力します。

■コンポーネントプロパティ

名前プロパティ型マッピング説明
トランザクションchoice- トランザクションが有効な場合にコミット、またはロールバックを実行するかどうかを指定します。 トランザクションが無効な場合は無視されます。
コミット [true] - コミットを実行します。
ロールバック [Rollback] - ロールバックを実行します。
戻り値string入力&出力 フローの戻り値です。
フローがHTTPから起動された場合はHTTPのステータスコードとなります。「NNN XXXXX」のように「数字3桁 文字列」の形式で指定します。空の場合、HTTPのステータスコードは「200 OK」です。
出力指定choice- このコンポーネントの出力ストリームを指定します。
ブレーク時の出力 [ThisComponent] - このコンポーネントの入力ストリームを出力ストリームとします。
ブレークまでの出力 [EndResponse] - フロー内に実行されたEndResponseがある場合、その出力を出力ストリームとします。実行されたEndResponseがない場合はこのコンポーネントの入力ストリームが出力ストリームとなります。

■ループ処理

ループ処理の有無に関わらず、このコンポーネントの実行後、直ちにフローを終了します。
ただし、LoopEndコンポーネントを使ってループを終了するループ区間内をBreakコンポーネントで終了した場合、BreakコンポーネントはLoopEndコンポーネントまでのループ処理を中断します。中断後はLoopEndコンポーネントの次の処理が継続されます。出力指定 が「ブレークまでの出力」の場合、Breakコンポーネントの出力ストリームはLoopEndの出力ストリームになります。

■トランザクション処理

コミット何もしません。
ロールバック何もしません。

■エラー処理

このコンポーネントがエラーを発生することはありません。

■フロー終了後のエラー

以下の場合、フローは正常終了しますがフロー終了後にエラーを発生します。

■エラー処理フローでの終了コンポーネント

エラー処理フローがこのコンポーネントで終わった場合、フローの実行はこのコンポーネントで終了し、リクエストも終了します。エラー処理フローでエラー処理を行った後に呼出し元フローに復帰して処理を継続したい場合は、ExceptionReturnコンポーネントを使用します。