SMIMETest - S/MIME種別判定

入力ストリームで与えられたMIMEパートのS/MIME種別を判定します。
MIMEパートの種別を各条件で判定し、条件に当てはまる場合は右方向に、そうでない場合は下方向にストリームが出力されます。

■ストリーム情報

入力フォーマットMIME,Binary
接続数1
説明 判定したいMIMEパートをMIMEまたはBinary形式で入力ストリームに渡します。
出力フォーマットMIME,Binary
説明 入力ストリームをそのまま出力します。

■コンポーネントプロパティ

名前プロパティ型マッピング説明
署名の有無を判定するboolean入力&出力 署名の有無を判定するかどうかを指定します。
はい [true] - 署名の有無を判定します。署名されていればストリームは右方向に出力されます。
いいえ [false] - 署名の有無を判定しません。
暗号化の有無を判定するboolean入力&出力 暗号化の有無を判定するかどうかを指定します。
はい [true] - 暗号化の有無を判定します。暗号化されていればストリームは右方向に出力されます。
いいえ [false] - 暗号化の有無を判定しません。
S/MIME種別string   出力 S/MIMEの種別を返します。
「NOT_SMIME」「ENVELOPEDDATA」「SIGNEDDATA」「DETACHED_SIGNATURE」「MULTIPART_SIGNED」「CERTS_ONLY」「PKCS7」「UNKNOWN」のいずれかが返ります。

■ループ処理

なし。

■トランザクション処理

コミット何もしません。
ロールバック何もしません。

■エラー処理

タイプパラメーターエラー処理フロー
へのストリーム
エラー
コード
説明
汎用 なし コンポーネントの入力ストリーム16MIMEデコードに失敗した場合

■S/MIMEおよびS/MIMEで使用する証明書について

概要

S/MIMEコンポーネントが使用する証明書は、実行ユーザーの証明書が使用されます。実行ユーザーがない場合はプロジェクトオーナーの証明書が使用されます。
証明書を登録するには管理コンソールの「ツール」-「アカウント」メニューを利用します。管理コンソールの詳細については、管理コンソールのオンラインヘルプを参照してください。

S/MIME電子署名について

S/MIME電子署名は、送信者がメールに電子署名をつけることにより、そのメールが改竄されていないことや信頼するユーザーや信頼する認証局から発行された証明書を持つユーザーからのメールであることを検証することができる機能です。

電子署名を利用するには、あらかじめ実行ユーザー(ない場合はプロジェクトオーナー)の「証明書」を登録しておかなければなりません。
登録時に指定した証明書の名称を送信者の証明書としてSimpleSMIMEMailSMIMESignなどのコンポーネントのプロパティに指定します。
受信者がこれを認証するには、送信者の証明書の証明書チェーンのいずれかが、受信者の信頼する証明書として登録されていなければなりません。登録した証明書はエクスポートすることができますので、適切な方法でパートナーと証明書を交換してください。
フローサービスの場合、実行ユーザー(ない場合はプロジェクトオーナー)の「CA証明書」として証明書を登録することでSMIMEVerifyコンポーネントで認証することができます。

S/MIME暗号化について

S/MIME暗号化は、送信者が受信者の証明書に含まれる公開鍵で暗号化することによって、秘密鍵を持つ受信者のみ復号できるようになる機能です。

暗号化を利用するには、あらかじめ実行ユーザー(ない場合はプロジェクトオーナー)の「パートナー証明書」を登録しておかなければなりません。
登録する証明書は、前もってパートナーから入手し登録するようにしてください。
登録時に指定したパートナー証明書のエイリアス名を、受信者の証明書としてSimpleSMIMEMailSMIMEEncryptなどのコンポーネントのプロパティに指定します。

パートナーから受信したS/MIME暗号化メールを復号したい場合には、実行ユーザー(ない場合はプロジェクトオーナー)の「証明書」を登録し、これをエクスポートしたものをパートナーに渡して暗号化に使用してもらいます。
復号する場合は、登録した証明書の名称をSMIMEDecryptコンポーネントのプロパティに指定して利用します。