Mapper - データのマッピング

入力側に連結したコンポーネントと出力側に連結したコンポーネントの間でプロパティやストリームのフィールドのマッピングを行います。

入力側と出力側にはすべてのコンポーネントで共通して表示される項目があります。詳細については、「はじめに」-「詳細なトピック」-「フローの構成要素」-「マッパー」を参照してください。

■ストリーム情報

入力フォーマットすべて
接続数無制限
説明すべてのストリームを入力できます。
出力フォーマットすべて

■コンポーネントプロパティ

名前プロパティ型マッピング説明
ループを開始loopProcess- 入力ストリームが複数レコードの場合、出力ストリームをまとめて出力するか1レコードずつループして出力するかを選択します。
入力をそのまま出力 が「はい」の場合は設定できません。
はい [true] - ループの起点となって1レコードずつストリームに出力します。
いいえ [false] - すべてのレコードをまとめてストリームに出力します。
入力をそのまま出力streamPassThrough- コンポーネントの入力ストリームをそのまま出力ストリームにするかどうかを指定します。
「はい」を選択すると、そのまま出力することを示すアイコンに切り替わります。
はい [true] - 入力ストリームがそのまま出力ストリームになります。コンポーネントプロパティや変数群に対してのみマッピングを行う場合に指定します。
いいえ [false] - マッピングを行って出力ストリームを作成する場合に指定します。
入力が無い場合エラーboolean- 入力ストリームのレコード件数が0件だった場合、エラーにするかどうかを選択します。
はい [true] - エラーを発生します。
いいえ [false] - そのままマッピングを行います。
マッパー変数category入力&出力 マッパー内でローカルに使用できる変数を定義します。
詳しくは、下記トピック「マッパー変数」を参照してください。
マッパー変数モードchoice- 4.2よりも前のバージョンのフローデザイナーで作成したフローを開いた場合のみ表示されます。
4.2でマッパー変数の値が書き換わるタイミングが変更になったため互換性を保つためどちらのモードで動作するかを指定できます。
4.2以降のバージョンでは標準モードしか選択できないため、このプロパティは表示されません。
互換 [0] - 互換モード
標準 [1] - 標準モード

■ループ処理

ループを開始 が「はい」の場合、このコンポーネントがループの起点となって入力レコードを1レコードずつ出力します。

■トランザクション処理

コミット何もしません。
ロールバック何もしません。

■エラー処理

タイプパラメーターエラー処理フロー
へのストリーム
エラー
コード
説明
汎用 なし コンポーネントの入力ストリーム なし 入力フィールドに対してマッピングが行われており、入力が無い場合エラー が「はい」で、入力のレコード件数が0件の場合
なし マッパー関数でエラーが発生した場合

■マッパー変数

入力レコードが複数レコードの場合、フロー変数や外部変数セットへのマッピングは1回のみ(先頭行の内容のみマッピングされる)に対し、マッパー変数は入力レコード数分のマッピングが実行されます。つまり、「var1 = var1 + 1」のようなカウントアップ処理などをマッパー内で行うことができます。

変数名変数名を指定します。
データ型変数のデータ型を指定します。
初期値変数の初期値を指定します。
マッパー変数はマッパーの実行ごとに初期値に戻ります。 ただし、マッパーがループの起点になっている場合、ループ中の設定値は維持されます。
ストリーム変数この変数をストリーム変数とするかどうかを指定します。

ストリーム変数

ストリーム変数とは、ストリームに関連付ける情報です。予約された変数名や任意の変数名を定義し、その変数を使ってストリームに対して情報を付けることができます。たとえば、SimpleMailコンポーネントで入力ストリームをファイルとして添付する場合、入力ストリームに関連付けた変数名FilePathの値を添付ファイル名として使用します。FilePathは予約された変数名です。ストリーム変数については、「はじめに」-「詳細なトピック」-「フローの構成要素」-「変数」-「ストリーム変数」を参照してください。

■制限事項

LoopEndコンポーネントの直後にマッパーを配置した場合「レコード件数」は取得できません。